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無題



500 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 03:48:22.96 ID:OG6JY8Xw0 [1/8]
 あれは、暑い夏の昼の事だった

 営業で外に出ていた私は、昼食を取ろうと近くの飲食店に向かう途中で、

 とある小学校の前を通りかかった

('A`)「・・・ん?」

 ふと校庭に目を向けると、何かが動いているのに気がついた

('A`)「白い・・・子供か?」

 ひらひらと動いていたそれは、良く見るとこちらに向かって手を振る子供だと分かった

 この時間なら、小学生も給食を取る時間だろうに、校庭で一人、何をしているのだろうと思った

 とにかく、その子供が手を振る理由は分かった

('A`)「おっ」



503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 03:50:09.98 ID:OG6JY8Xw0 [2/8]
 サッカーボールだ

 私のそばにサッカーボールがあった

 どうやら、こちらによこせ と言いたいらしい

('A`)「なるほどな、この暑さだ 自分で取りに行きたくない気持ちは分かるぜ」

 何だか私は昔に帰ったような気分になって、

 どうせならこのボールを蹴ってよこしてやろう

 そういう気分になった

505 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 03:54:13.91 ID:OG6JY8Xw0 [3/8]
('A`)「よし・・・」

 私は完全に、思い切り蹴り飛ばすため、

 革靴を脱いだ

 傷が付くのも困る

 さらには靴下も脱いだ

 砂で汚れた靴下は臭う、そんな経験則だ

 足に付いた砂は払えばいい

 準備はこれくらいでいい

('A`)「行くぜッ」

507 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 03:55:51.78 ID:OG6JY8Xw0 [4/8]
 ボールが校門を飛び越えてあの少年の元に届くように、

 私は多めに助走をつけ

 ボールを蹴る体勢に入った

 上体のしなりが、蹴る足にスピードと力を与える

 この時点で会心のキックになる

 そう確信できる

('A`)(こりゃ飛び越しちまうかな)

 だがもう遅い

 私はそのボールを力強く 力強く蹴った

 素足で

508 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 03:57:22.60 ID:OG6JY8Xw0 [5/8]
 熱い 熱い 熱い

 その言葉しか浮かばない

 何が?

 何が熱いのか?

 何処が熱いというんだ


 私の足だ

 私の足が


 奇妙な色をしている


 そして漸く

 激痛が走った

511 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 03:58:47.26 ID:OG6JY8Xw0 [6/8]
 ボールは未だうずくまる私のそばに転がっている

 いや、殆ど転がりもしなかったのだ

 私が蹴ったもの

 それはボールの姿をした 岩 だった


 校庭に居たはずの少年が消えていた事にも、私には気付く事は出来なかった

 私はそのまま意識を失った

513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 04:00:29.04 ID:OG6JY8Xw0 [7/8]
( ^ω^)「まじ?」

('A`)「大まじよこれ」

( ^ω^)「え~ どれ?みせて?足」

('A`)「ほれ」

( ^ω^)「うっわ、やだわーこりゃ~ 痛い?」

('A`)「痛えよッ」

( ^ω^)「で、犯人はだれなん?」

('A`)「病院の爺さんが言うには、蹴鞠童子とかいう妖怪だって」

( ^ω^)「ないわ~」





( ^ω^)「え?終わり?」

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