スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ξ゚⊿゚)ξぬいぐるみのようです



787 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2010/11/20(土) 21:17:36 発信元:114.48.170.138 [3/13]
当時、私の友達はクマのぬいぐるみだけだった。


ξ゚⊿゚)ξ「今日はおままごとをしましょうね」

(・(エ)・)

ξ゚ー゚)ξ「クマは旦那さんの役よ」

(・(エ)・)

ξ゚ー゚)ξ「よしよし」


788 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2010/11/20(土) 21:18:18 発信元:114.48.170.138 [4/13]







ξ゚⊿゚)ξぬいぐるみのようです








793 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2010/11/20(土) 21:19:40 発信元:114.48.170.138 [5/13]

私はハーフだった。
小さい子供達からすれば髪の色が自分達と違い、くるくるとしたパーマなど畏怖の対象だったのだろう。

色々といやがらせを受けたりもしていた。
子供というのは無邪気だがそれ故に大人以上に残酷な面もあるのだ。


(-@∀@)「おいガイジンがきたぞ!」
  _
( ゚∀゚)「ガイジンはこっちくるなー」

( ^Д^) 「くるなー」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

ξ゚⊿゚)ξ「こっちで遊びましょうねー」

(・(エ)・)

いじめっこたちにそんな言葉をぶつけられる度に私はクマに話しかけたりしていた。

私の友達はとにかくクマだけだったのである。


795 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2010/11/20(土) 21:20:52 発信元:114.48.170.138 [6/13]


ある日の事だ。
いじめっこたちにクマのぬいぐるみを取られた。

ξ;⊿;)ξ「返してよ!」

(-@∀@)「やーだね」
  _
( ゚∀゚)「こんなんこうだ!」

( ^Д^) 「こうだ!」

そう言うと彼らは地面にぬいぐるみを叩きつけた。
雨が上がった翌日の、近所の公園での事だった。

みるみる内に泥がぬいぐるみについていく。



798 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2010/11/20(土) 21:22:08 発信元:114.48.170.138 [7/13]


ξ;⊿;)ξ「やめてったら!」

(-@∀@)「いやだよ!」
  _
( ゚∀゚)「こうだ!こうだ!」

( ^Д^)「げしげし」

何度も何度もぬいぐるみは踏まれた。
彼らに蹴られ、踏みにじられ、泥まみれだ。

でも、不思議な事が起きた。

(・(エ)・)クルッ

(;-@∀@)「え?」




800 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2010/11/20(土) 21:24:22 発信元:114.48.170.138 [8/13]


起き上がりこぼしみたいにぬいぐるみがその場に座りなおしたのだ。
いや、座った状態に気付いたらなっていたというべきか。

いつのまにか泥なんかも落ちていじめっ子達に触られる前の状態になっていたのだ。

(;-@∀@)「け、蹴り足りないんだ!きっとそうだ!」
  _
(;゚∀゚)「そ、そうだ!」

そういって何度もいじめっ子達はぬいぐるみを踏みなおす。

でも、

(・(エ)・)クルッ

っと気付くと元の状態になっている。




803 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2010/11/20(土) 21:26:23 発信元:114.48.170.138 [9/13]


(;-@∀@)「こ、こんぐらいにしといてやる!」
  _
(;゚∀゚)「こんなん構ったってつまんねーしな!」

(;^Д^)「な!」



ξ;⊿;)ξ

(・(エ)・)クルッ

ξ;⊿;)ξ「大丈夫・・・なの?」

クマのぬいぐるみは何も言わなかった。



そんなことがあってからもいじわるは続いたし、ぬいぐるみを地面にたたきつけられたりした。

だけど

(・(エ)・)クルッ

なにがあってもぬいぐるみは何もなかったかのように元の状態になっていたのだった。



807 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2010/11/20(土) 21:28:55 発信元:114.48.170.138 [10/13]


やがて私は小学生になった。
小学生になってもそのぬいぐるみはお気に入りで、
流石に持ち歩いたりはしなかったが部屋に飾っていた。

三年になってクラス替えをした時のことだった。

( ^ω^)「綺麗な色の髪をしているお!」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

私に話しかけてきた男子がいた。
どうせいつものみたいにいじわるをしてくる人だろう。
初めはそう思って無視をしていたが話を聞いているうちに、
どうやら本当にそう思っているのがわかった。

( ^ω^)「僕は内藤だお!みんなにブーンってよばれてるお!」

ξ*゚⊿゚)ξ「わ、私はツン・・・」

その日私に初めて友達が出来た。



810 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2010/11/20(土) 21:30:38 発信元:114.48.170.138 [11/13]

家に帰ると、

ξ゚⊿゚)ξ「あ……」

(※(エ)メ)

クマのぬいぐるみはボロボロで、泥まみれになっていた。

今までの傷が一度に出てきたみたいに。





どういうことなのか、大人になった今でもそれはわからない。

でも、


(・(エ)●)

ξ゚ー゚)ξ「海賊みたいでかっこいいじゃない」


そのぬいぐるみは今も私の家にある。


811 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2010/11/20(土) 21:31:24 発信元:114.48.170.138 [12/13]






ξ゚ー゚)ξぬいぐるみのようです(・(エ)●)





おわり

コメントの投稿

非公開コメント

ホラーになるかと思ったがそんなことはなかったぜ
プロフィール

短い( ^ω^)

Author:短い( ^ω^)
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
カウンター
フリーエリア
ツイッター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。