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断り続ける川 ゚ -゚)のようです


736 名前:断り続ける川 ゚ -゚)のようです[sage] 投稿日:2010/08/23(月) 00:56:37 ID:lRDKd4HsO [2/10]
( ・∀・)「クーさん、好きです。付き合ってください」

川 ゚ -゚)「何回も言っているだろう。お断りします」


これで何回目になるのだろう。

私は、一人の男性からの告白をずっと断ってきた。



川;゚ -゚)「はぁ」


737 名前:断り続ける川 ゚ -゚)のようです[sage] 投稿日:2010/08/23(月) 01:00:37 ID:lRDKd4HsO [3/10]
私は、今まで友達らしい友達もいなかったし、もちろん恋人なんてできたこともなかった。


人は、私を冷たくて近寄りがたい人間だと見るようだった。

人がそう見るのだから、私もそれに合うように振舞った。
すると、話し掛けてくる人すらほとんどいなくなった。



( ・∀・)

しかし、ある日突然一人のクラスメイトが告白をしてきた。

私はもちろん断った。よく知らない人から告白されて断らない人はいないだろう。


断った次の日、彼はまた告白してきた。
断っても断っても、彼は私に思いを伝え続けた。

そのとき私は、厄介な人に好かれてしまったと思っていた。

738 名前:断り続ける川 ゚ -゚)のようです[sage] 投稿日:2010/08/23(月) 01:03:49 ID:lRDKd4HsO [4/10]
川 ゚ -゚)「あ、忘れ物……」

そんなやりとりが続くある日のこと、私は放課後の教室に忘れ物を取りに行った。

すると、教室に彼とその友達がまだ残っているのが見えた。


ξ゚⊿゚)ξ「ねぇ、あなたなんでクーさんに告白し続けてるの?」


自分の話をしている。

そう思うと、教室に入るに入れなくなってしまった。
会話が終わったら入ろうと思い、私はドアの外で待つことにした。


('A`)「そうだよ。望みなんてないだろ?あのクーさんだぜ?」

( ・∀・)「いや、あるね。僕は振り向いてくれると信じてるよ」

(*゚ー゚)「そうかしら、相手は高嶺の花のクーさんだよ?」


( ・∀・)「いや、彼女は高嶺の花でもなんでもないよ」

739 名前:断り続ける川 ゚ -゚)のようです[sage] 投稿日:2010/08/23(月) 01:06:54 ID:lRDKd4HsO [5/10]
私は、その言葉を聞いてどきりとした。
彼はどこまで私のことを見ているのだろう。


( ・∀・)「彼女は寂しがってるんだ。僕は分かるんだよ」

( ・∀・)「まぁ、僕はそんなところに惹かれたんだけどね」

( ・∀・)「なんだろう、守ってあげたい、みたいな?」

( ・∀・)「僕は友達としてでもいいから、彼女と関わりたいんだよ」


ξ゚⊿゚)ξ「へぇ、よく見てるのね」

( ・∀・)「当たり前だよ、僕はクーさんが好きなんだから」

('A`)「はいはい、言ってろ」

( ・∀・)「はは、ごめんごめん」

( ・∀・)ノシ「じゃ、そろそろ帰るね。ばいばーい」

やばい、彼が出てくる。どんな顔をすればいいのだろうか……


と思っていたら、出てきた彼と目が合ってしまった。

740 名前:断り続ける川 ゚ -゚)のようです[sage] 投稿日:2010/08/23(月) 01:09:26 ID:lRDKd4HsO [6/10]
( ・∀・)「あ、噂をすればクーさんじゃん」

川 ゚ -゚)「あ……」


( ・∀・)「好きです、付き合ってください」

川 ゚ -゚)「……」


どうしよう。
一歩を踏み出さなければ、何も変わらない。





私は、どうしたい?


741 名前:断り続ける川 ゚ -゚)のようです[sage] 投稿日:2010/08/23(月) 01:12:55 ID:lRDKd4HsO [7/10]
川 ゚ -゚)「……付き合うことはできないが、友達になら……」

ようやく紡いだ言葉は、なんとも素直ではないものだった。

(*・∀・)「ほんとに!嬉しいな」

しかし、彼は嬉しかったらしく。

( ・∀・)「じゃあ、クーさん。これから、友達としてよろしくお願いします!」

( ・∀・)つ


彼は手を差し伸べる。


私は、その手をしっかりと握った。




その日から、彼が私に告白することはなくなった。

742 名前:断り続ける川 ゚ -゚)のようです[sage] 投稿日:2010/08/23(月) 01:15:30 ID:lRDKd4HsO [8/10]
その代わりに、彼は私に友達を紹介するようになった。

そのおかげもあって、私はだんだんと友達を増やし、性格も明るくなっていった。

彼は友達が増えたことをとても喜んだし、その姿を見る私も嬉しかった。
なにより、友人と過ごす時間ができたことがたまらなく嬉しかった。



しばらく経ったある日、彼は私を喫茶店に誘った。

( ・∀・)「どう?最近」

川 ゚ -゚)「結構うまくいってるよ。これも皆君のおかげだ」

( ・∀・)「そんなことないよ。きっかけは確かに僕かもしれないけど、
      それから先はクーの努力の賜物だよ」

川 ゚ -゚)「いや、そのきっかけがなかったら今も私は一人のままだった。本当に感謝している」

(*・∀・)「そんなに褒められると照れるなぁ」

743 名前:断り続ける川 ゚ -゚)のようです[sage] 投稿日:2010/08/23(月) 01:18:43 ID:lRDKd4HsO [9/10]
ふと、彼がいつもより真面目な顔になった。


( ・∀・)「じゃあ、改めて言うよ」



( ・∀・)「クーさん……いや、クー。好きです、付き合ってください」





川 ゚ ー゚)「喜んで」

745 名前:断り続ける川 ゚ -゚)のようです[sage] 投稿日:2010/08/23(月) 01:22:53 ID:lRDKd4HsO [10/10]
それから数ヶ月。

彼との日々は、幸せに続いている。



(*´_ゝ`)「あ、あの、クーさん、好きです、付き合ってください!」

しかし、時々こういう風に告白されることがある。



川 ゚ -゚)「お断りします」

私は今日も断り続ける。


今までは、一人の男性からの告白をずっと断ってきた。

今は、一人の男性のために告白を断る。


それは、今までよりずっと幸せなことなのかもしれない。


終わり。
おやすみなさい。

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