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稲鬱ドクオの怖い話


635 名前:稲鬱ドクオの怖い話 1/16[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:24:03 ID:NMjU9EsU0 [5/22]
    .,、
    (i,)
('A`)っ|_| こんばんわ、40本目を担当する稲鬱ドクオです。

('A`)  所で皆さん、引越しをされた経験はありますか?
     中には異常に安い部屋があると、曰く付きだったりなんてよく聞く話ですよね。

('A`)  それに関連して、実はこんなバイトがあるんですよ。
     死者が出た部屋に一ヶ月住むだけって言うバイトがね。

('A`)  なんでそんな妙なバイトがあるんだって話ですがね
     これには不動産側のとある事情が関係してくるんですよ。

('A`)  変な話なんですが、不動産側は以前の入居者については
     一つ前、前回の住居者についてだけ説明を求められればする義務があるんです。
     逆に言えば死者が出た後、別の誰かを挟めば説明しなくて済む……ってな話なんですよ。

('A`)  人の知恵と言うものは悪い方向にも働いてしまうものですねぇ。

('A`)  で、今回はそのバイトの経験があるプギャーと言う知り合いから聞いた怖い話
     これを聞いてもらいましょうかね。



                    稲鬱ドクオの怖い話

                      『染まった部屋』



636 名前:稲鬱ドクオの怖い話 2/16[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:25:33 ID:NMjU9EsU0 [6/22]
   ('A`) そのプギャーの奴なんですがね、昔っから幽霊なんて全然信じちゃいないんですよ。
       だからそのバイトをする時も、不動産屋にどんな事があって死者が出たかなんて聞いた事もないんだ。
       
       で、この時もいつものよーに言われた部屋の鍵をもらって、そのマンションにつくと

( ^Д^)「へぇ、今回は結構大きなマンションじゃねーか
      これなら部屋の方も期待できそうだな」

   ('A`) なんて軽口を叩きながら、これから一ヶ月暮らす事になる自分の部屋に行ったんだ。
       これから、自分がどんな体験をするかも知らずに……

       ついて早速中に入ると、3LDKの広々とした部屋で、しかも新築みたいな綺麗なんだ。

( ^Д^)「すっげ、新築独特の匂いもするな……」

   ('A`) 部屋の立派さを見て、今回は当たりだなーなんて思いながら
       プギャーはこれから一ヶ月過ごす事になる部屋を一つずつ見て回った。

       で、いつもそうしてるらしいんだけど、大体その時に他よりも新しい壁とか畳部屋とか
       そういうのを見つけて、ここで死者が出たんだろうなぁとか予測してたそうなんだ。

       でも、今回に限っては丸々改装したのか、どの部屋も全て新品と言える状態だったんだ。

637 名前:稲鬱ドクオの怖い話 3/16[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:27:07 ID:NMjU9EsU0 [7/22]
( ^Д^)「……一体ここで何が起きたんだ?」

   ('A`) 幽霊なんて信じてないし、物怖じしないタイプのプギャーは
       この部屋で起きたであろう惨状を想像して、一瞬興味が沸いたんだけど

       でも特に気にする事もなく入り口に一番近い畳部屋に荷物を置いて
       その日は持ってきたゲームとかをしてるうちに眠りこけちゃったんだ。



 ザーーーーーーーーーーーーー



   ('A`) どこからともなく水が流れる音がする。
       その音で熟睡していたプギャーは起こされた。

(#つД^)「くそ……せっかく気持ちよく眠ってたってのに、どこの部屋のバカだ……」

   ('A`) ウツラウツラと眠たい目をこすって、プギャーの奴は時間を確認しようと
       もそもそと布団の脇に置いていた携帯を手に取って開いたんだ。

( ^Д^)「……? なんか赤いな、不調か?」

   ('A`) そうなんだ。開いてみた携帯電話……その液晶がなんか薄っすらと赤みを帯びてる。
       でもプギャーは眠気のせいで故障か調べるのもめんどくさくて、時間だけ確認するとさっさと寝たんだ。

       時間は午前三時だった。

(#-Д-)(ったく……誰か知らねーけど、こんな夜中に風呂入ってんじゃねーよ……Zzzz)

638 名前:稲鬱ドクオの怖い話 4/16[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:28:56 ID:NMjU9EsU0 [8/22]






   ('A`) 翌朝、目が覚めてから夜中の事を思い返して
       見知らぬ住人に対して、ちょっとした不満をぼやいてたんだけど
       ふと昨日、携帯の液晶がなんか不調だった事を思い出したんだ。

( ^Д^)「この間機種変したばっかなのになぁ、壊れてたら最悪だな」

   ('A`) ため息混じりに、布団の脇に放り出してた携帯を確認してみると


( ^Д^)「……あれ? 普通に映るじゃねーか」

   ('A`) そう、昨日の夜とは違って赤みを帯びてなかったんだ。
       一応念のためにメールや電話帳やと、色々弄ってみるけど
       おかしい場所は何一つなかった。

639 名前:稲鬱ドクオの怖い話 5/15[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:30:29 ID:NMjU9EsU0 [9/22]
( ^Д^)「なんだ、見間違いかよ……」

   ('A`) 買い換えずに済んでプギャーは一安心したんだけど
       話はそこで終わらなかった、むしろこれからが本番だったんだな。

   ('A`) プギャーはその日から、必ず午前三時に水音で起こされ続けたんだ。
       携帯で時間を見ると液晶が赤みがかってる。でも故障したわけじゃないからすぐに寝なおす。
       そんな日が続いてたんだけど




   ('A`) 問題の事が起きたその日は、いつもと様子が違った。

640 名前:稲鬱ドクオの怖い話 6/15[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:32:11 ID:NMjU9EsU0 [10/22]
   ('A`) プギャーがいつもの様に水音で目が覚めて
       いつもの様に携帯電話を開いて時間を見たんだ……すると


 ポタッ


   ('A`) って、携帯の液晶にしずくが一滴だけ垂れて来た。

( ^Д^)「……水? それにしては色がついてるな」

   ('A`) そもそもどこか濡れてる場所なんてなかったはずだ。
       そう不思議に思ったプギャーは、止せばいいのに電気を点けちゃったんだな。

( ; Д )「なっ!? ななっ、なんなんだよこれ!?」

   ('A`) 周囲が明るくなった後、プギャーの目に映ったものは



   ('A`) 至る所が真っっ赤に染まった部屋だったんだ!

642 名前:稲鬱ドクオの怖い話 7/15[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:34:15 ID:NMjU9EsU0 [11/22]
(||i ^Д^)「なんで、こんなっ……」

   ('A`) すっかり眠気なんて吹き飛んじゃって
       もうあまりの事に冷や汗がダラダラ流れて、何も言えないんだ。

       で、しばらくそうしてたら

 ザーーーーーーーーーーー

   ('A`) って、すっかり忘れてた水音が耳に入ってくるんだ。

(#^Д^)「くそ、こっちは意味不明な状況だっつーのにまだ………あれ?」

   ('A`) 改めて、目が覚めた状態で水音を聞いてみて、プギャーはある事に気がついた。

( ;^Д^)(違う、この水音……違うぞ……別の部屋でしてるんじゃない
      俺の部屋の風呂場から……聞こえてくるんだ!)

   ('A`) そうなんだ、この水音、明らかに近い距離から聞こえるんだ!

       でもプギャーはこの期に及んでまだ幽霊を信じてなかったんだ。
       それどころか……

( ;^Д^)「きっと、今日に限って風呂の水出しっぱなしにしてただけだ……
      それに部屋が赤いのも、部屋中を改装してたのを無意識に不安に思ってて、幻覚を見てるだけだ」

   ('A`) なんて言い出して、風呂場に向かっちゃったんだ。

643 名前:稲鬱ドクオの怖い話 8/15[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:35:45 ID:NMjU9EsU0 [12/22]
( ; Д )「なっ!?」

   ('A`) 部屋を出た瞬間プギャーは息を飲んだ。
       リビングもキッチンもぜーーーんぶ、自分の部屋と同じように真っ赤に染まってるんだ。

       流石に幽霊を信じないプギャーでも、この異様な光景は怖かったんでしょうね。
       冷や汗を流して、ガクガクと震えながらも、それでもなんとか恐怖を堪えて風呂場に行ったんだ。


(||i^Д^)「…………やっぱり」

   ('A`) 風呂場まで来てみるともう明らかだ。
       すりガラスのドアの向こうからザーーーーーーーーと言う音と
       湯船にでも水がたまり続けてるのか、ドドドドドドドって低い音まで聞こえてくる。

( ;^Д^)「…………」

   ('A`) 後はノブを回すだけ、たったそれだけだって言うのに、なんだか妙に怖い。
       プギャーは自分自身、蛇口を閉め忘れただけ。幽霊なんていない。って思ってるはずなのに
       頭の片隅で、もしかしたら、ひょっとしたら……なんて事が頭をかすめて、手が動かない。

       でも、どのぐらいかすると、プギャーの奴は

645 名前:稲鬱ドクオの怖い話 9/15[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:37:23 ID:NMjU9EsU0 [13/22]
#^Д^)「幽霊なんて……いるわけねーよ!!」


   ('A`) そう自分に言い聞かせるように叫ぶと
       ガチャッ! って勢いよくドアを開けたんだ。



 ザーーーーーーーーーーーーー ドドドドドドドドドド



( ^Д^)「…………」

   ('A`) 風呂場の中ではプギャーの予想通り、蛇口から湯船に液体が勢いよく出てて
       こぼれた分は、湯船を伝って排水溝に流れて行ってる。



   ('A`) そう…………真っ赤な、真っ赤な液体が。



( ^Д^)「………」


   ('A`) そしてその手前には、湯船の中に首を突っ込んだ男が倒れている。

646 名前:稲鬱ドクオの怖い話 10/15[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:38:58 ID:NMjU9EsU0 [14/22]
(  Д )「………………あ」

   ('A`) そこまで認識した所で、恐怖のあまりプギャーの意識がプツーンと切れたんだ。

       それからしばらくして目を覚ました時には、風呂場には男なんていなくて
       湯船に水もなく、リビングもキッチンも自分の部屋も綺麗なままだったんだ。






( ^Д^)「…………ゆ…め?」

   ('A`) 夢と呼ぶには、生々しすぎた夜中の出来事。
       もしも、起きた時に周りの状況が変わっていなければ
       流石のプギャーも、幽霊の存在を信じざるを得なかっただろうが

       部屋のどこを見てもその痕跡が全くない。

( ; Д )「……ただの……夢…だよな」

  ('A`) そう呟いて、洗面所で顔を洗って鏡を覗いてプギャーは驚いた。

647 名前:稲鬱ドクオの怖い話 11/15[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:40:29 ID:NMjU9EsU0 [15/22]
(||i^Д^)「な……んだよ…これ!」


  ('A`) 赤い赤い手形が二つ、自分の首を絞めるようにくっきりと浮かんでいるじゃないか!


(||i Д )「ふ、ふざけんな! なんなんだよこの部屋は!!」

  ('A`) あまりの恐怖にプギャーはすぐに家を飛び出して。
      息を切らせて不動産の所まで走り出した。



(||i^Д^)「おい! なんだよあの部屋! 一体あの部屋で何があったんだよ!」

  ('A`) 着いてすぐに、プギャーに部屋を紹介した男に問い詰めたんだけど

(;@∀@)「いや……あの…それは」

  ('A`) なんとも歯切れの悪い感じで喋ろうとしない。
      その様子に、プギャーはどうしようかと考えて、自分のバイトが何のためにあるか思い出したんだ。

648 名前:稲鬱ドクオの怖い話 12/15[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:42:02 ID:NMjU9EsU0 [16/22]
(#^Д^)「確か、前の入居者については教える義務があるんだよな!
      だったら俺には話しをしなきゃ行けないんじゃないのか!?」

  ('A`) そう強く言い放たれたせいか、男は観念したように
      ポツリポツリと、あの部屋で一体何があったのかを話始めた。

(-@∀@)「………あまり気分の良くない話ですよ?
       あの部屋の前の住人は、年若い夫婦と小さなお子さんだったんですよ。
       近所からは、休日はよく一緒に出かけてるような仲の良い夫婦だったと聞いてます」

(-@∀@)「ですが、いつだったか旦那さんが仕事をクビになったんですよ。
       それからですかね、外でも構わず奥さんとよく口論をしてるのを見かけましたよ。

       二人とも随分と疲れた様子で、最後に旦那さんの方と話をした時は
       精神の方もやられてきたのか、会話が少しかみ合わなかったのを記憶してます」

(-@∀@)「それからしばらくして、その夫婦がとうとう離婚するんじゃないかって噂が
       どこからともなく流れだしたんですよ。

       そして私がその噂を初めて聞いた日、その夜中の午前三時頃に……事件が起きたんですよ」

649 名前:稲鬱ドクオの怖い話 13/15[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:43:32 ID:NMjU9EsU0 [17/22]
(-@∀@)「最初は奥さんのつんざくような悲鳴が、マンション中に響き渡ったんです。
       近くの部屋の人はこの時、ドタバタと暴れるような音も聞いたとか。
       そして今度はお子さんの悲鳴も…………」

(-@∀@)「程なくして、悲鳴を聞いた住人から通報を受けた警官がやってきて
      その部屋のインターホンを鳴らしたんですが、返事がない」

(-@∀@)「そこで、緊急事態だからと警官が部屋の中に突入すると
       奥さんとお子さんの血で、部屋と言う部屋が真っ赤に染められていたんです

       そして、恐らく二人を惨殺したであろう旦那さんは……」


(  Д )「浴槽に首を突っ込んで、死んでいた……か?」


  ('A`) そう言ってプギャーは、自分の首についた赤い手形を男に見せると
      男は真っ青な顔をして、その首の手形をじーっと見つめて、ポツリと漏らした。

(;@∀@)「まさか……あの部屋で何か……」

(  Д )「ああ……実は………」

  ('A`) 今度はプギャーが、ポツリポツリと昨日……いや、引越しをしたその日の夜から
      自分が味わった体験を全て語って聞かせたんだ。

650 名前:稲鬱ドクオの怖い話 14/15[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:45:03 ID:NMjU9EsU0 [18/22]
  ('A`) 話が終わると、男は冷や汗をダラダラと流しながら

(;@∀@)「今すぐあの部屋を出てください! 泊まる場所がないんでしたらこちらで用意しますから!」

  ('A`) って、バイト代を払ってプギャーをその部屋から追い出したんだ。

      その後は、その部屋は今では開かずの部屋として、今も誰も住んでいないそうです。


      そしてこの体験をしてから、プギャーは幽霊を信じるようになり
      死者の出た部屋に住むバイトはやめちゃったんです。

・・・・・
・・・・
・・・
・・



651 名前:稲鬱ドクオの怖い話 15/15[] 投稿日:2010/08/21(土) 22:46:21 ID:NMjU9EsU0 [19/22]
('A`) 死者が出た場所、やはりそこには何かが居るんではないでしょうか。
    いえまぁ、どんな場所だって遡ればそこで死者は出てるんでしょうけどね。
    そこでいかにして死んだか……霊が現世に留まるにはその辺が関係してるんじゃないでしょうか?

('A`) 少なくとも、現世に怨みや負の感情を残して死んでいった人間が居る場所で
    時間を置かずしてその場所で暮らすと言うのは

    もしかすると、非常に危険な行為なのかも知れません。

('A`) でも、彼らだっていつも害意がある存在とは限りません。
    軽はずみな気持ちや遊び半分で心霊スポットや墓地に行ったり。

    知らないうちに彼らを刺激してしまってるんじゃないでしょうか?

('A`) 君子危うきに近寄らず。なんて言葉もあります。
    皆さんもホラーが好きなのは良いですが、くれぐれも自ら体験しようなんて考えないで下さいよ。

('A`) それでは、稲鬱ドクオでした。

     (
     )
     i  フッ
('A`)っ|_|

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