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予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです

522 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/07/31(土) 23:01:18.60 ID:OefV2w880 [3/14]



 高校生になった時、
                     ぼくらはもう一人前で自分で何でもできると思った。

 ぼくらは泣いたり笑ったり怒ったり

                      もう、この世の中のことはほとんど知った気になってた。



 でも、本当は父や母に守られ

                      社会に守られているただの子供だった。

 本当の悲しみや喜びや怒りは

                      そんな日常の中にはなかった。



それを知ったのはぼくら15人が集まりそして、

                          あれ、

                               あれに出会ってからだった。


 予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです


524 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/07/31(土) 23:02:30.50 ID:OefV2w880 [4/14]
(;^ω^)「なんで僕たちがバザーの買出しなんぞをやらなければならんのだお」

(;'A`)「俺も全く同感だぜ、ブーン。大体バザーってのは各々が品物を持ち寄って成り立つもんなのに」

 初夏の炎天下の中、ブーンとドクオは人込みの商店街を歩きながらぼやいた。
 汗だくのブ男たちとは対照的に、その前を軽快な足取りで美少女が二人歩いている。

ξ゚⊿゚)ξ「養護施設の子供たちでバザーを開くのに、何処から品物を持ち寄るのよ」

川 ゚ -゚)「それに今買っているのは屋台で使う食材だ」

 ツンとクーはだらしない男性陣を睨み付けた。
 四方八方店が立ち並ぶ灼熱のアスファルトの上、男女四人はひたすら歩みを進める。

(;^ω^)「僕たちが言いたいのは、そんなことじゃないんだお」

ξ゚⊿゚)ξ「何よ?」

(#^ω^) (#'A`)「「なんで僕(俺)たちだけが荷物を持たされてるのかってことだっ!!」」

 二人の両手には、はち切れんばかりに膨れた買い物袋がいくつもぶら下がっていた。一方、ツンとクーは手ぶら。
 叫ぶことでさらに疲れるのは目に見えていたが、ついに我慢の限界が来たのだ。

ξ゚⊿゚)ξ「そりゃ、力仕事は男の子でしょ」

川 ゚ -゚)「うむ。か弱きレディの代わりに荷物を持つのは、男として当然のことだと思うぞ」

 悪びれる様子も無く、ツンとクーは答える。

526 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/07/31(土) 23:05:40.25 ID:OefV2w880 [5/14]
(#^ω^)「男女差別だお! ツンはいつも僕を殴ってるくせに、こんなときだけ女の子になってんじゃねーお!!」

(#'A`)「クーに至っては空手の黒帯持ってくるだろ! それのどこかか弱きレディだって?」

 一度着火した不満は、瞬く間にブーンとドクオの脳内に燃え広がる。

(#^ω^)「その上、毎日毎日こき使いやがって! 少しは手伝うお!」

(#'A`)「そうだそうだ! お前らの方が筋肉ある癖によ!」

ξ ⊿ )ξ「へぇ……そんなこと言って良いのかなぁ?」

川 - )「よほど鉄拳を食らいように見える……」

 夏の熱気を一気に鎮火させるほどの、凄まじい殺気。
 気温が何度か下がったのではないかと疑ってしまうほどだ。

(;^ω^)(;'A`)「「ぎゃああああああああああああああ!!!!!!!111」」

 怒りから恐怖の表情に変わった男二人の悲鳴が、商店街に木霊した。


川 ゚ -゚)「次はデパートに行くぞ」

ξ゚⊿゚)ξ「荷物もち頼むわよ」

(メ'A`)「はい……」

(メ^ω^)「仰せのままに、だお……」

528 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/07/31(土) 23:12:17.07 ID:OefV2w880 [6/14]
 彼ら四人は同じ養護施設“にちゃん園”で育った幼馴染だ。この施設に居る子供たちは全員、事情により保護者が居ない。故にその結束は家族に近いものだった。
 ブーン達は高校一年生、と施設の中で最年長。そのため食材の買出しなど、バザーで重要な役割を任されていた。

 デパートの中は外とは打って変わって涼しかった。目的の場所を把握するため、案内板を見る。

(*^ω^)「おっおっお、七階にゲーセンがあるお!」

(*'A`)「マジだ。これは行くしかねーだろ!」

 興奮する二人に対して、ツンはあまり興味なさそうな顔をしていた。

ξ゚⊿゚)ξ「お金の無駄よ」

 するとブーンとドクオは抗議の声を上げる。

( ^ω^)「少しくらいいいじゃなかお!」

(#'A`)「俺たちは荷物持ってるんだから、少しくらい楽しむ権利だってあるはずだ!」

 しかしツンの冷めた表情は崩れない。

( 'ω`)「……どうしても、駄目なのかお」

 明らかに残念そうに俯くブーン。流石のツンもそれに観念したようだ。

ξ///)ξ「わかったわよ。そこまで言うなら仕方ないわ。べ、別にブーンのために言ってるんじゃないからねっ!」

川 ゚ -゚)「ふふふ。相変わらずツンは素直じゃないな」

530 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/07/31(土) 23:18:20.16 ID:OefV2w880 [7/14]
 エスカレーターで七階に着くと、早速ゲームセンター独特の喧騒に包まれた。さらに各種ゲーム台の鮮やか色彩によって、気持ちを高揚とさせた。
 ブーンとドクオの目は輝いていた。ゲームセンターなど金銭的な関係上、あまり行くことができない。
 しかし今なら、バザーの食材用に貰ったお金が余っている。館長のベルからはお釣りは自由に使って良いと言われているのだ。

(*^ω^)「イニDだお! さっそくやるお!」

(*'A`)「いやいや、男ならまず格ゲーだろ!」

ξ*゚⊿゚)ξ「すごいわねー。ゲームセンターって来たこと無かったけど、意外と楽しそうね」

川*゚ -゚)「私はこの太鼓の達人とやらがやりたいぞ」

 楽しそうに騒ぐ四人。
 そこへ近づいてきたのは若い男だった。

(‘_L’)「そこの君たち、ちょっと良いですか?」

 男は大きな鼻が特徴的で、スラリと背は高い。年は二十台前半くらいだろうか。
 それにしては妙に落ち着いている。
 スーツに身を包んでいて、少なくてもこの店の従業員ではなさそうだった。

川 ゚ -゚)「なんでしょうか?」

(‘_L’)「貴方たち、ちょっとゲームをしませんか?」

 男は丁寧な口調でそう言った。

532 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/07/31(土) 23:27:22.63 ID:OefV2w880 [8/14]
( ^ω^)「何言ってんだお。ここはゲーセンだからゲームをするのは当たり前だお」

ξ゚⊿゚)ξ「つーかアンタ誰よ。見たところ従業員じゃなさそうだけど」

(‘_L’)「これは失礼。申し遅れました。私、ココペリと申します。
      とあるゲーム会社を作っていて、今はその体験プレイヤーを探していたところだったのです」

 ココペリと名乗った男は深々と頭を下げた。丁寧で紳士的な言葉は、やはり年不相応。

(‘_L’)「私たちが作ったのはロボットゲームです。
      巨大ロボットを操って、地球を襲う15体の敵を倒します。
      黒い塊。積層された装甲。圧倒的な力。無敵の存在。
      それを操るのは、君たちです」

(*'A`)「おもしろそうじゃねーか!」

(*^ω^)「ロボットとか男の子の永遠の夢だお!」

ξ゚⊿゚)ξ「そういうのにはあんまり興味は無いんだけど、なんか面白そうね」

川 ゚ -゚)「体験という話だったが金は取るのか?」

(‘_L’)「いえ、お金は取りません。無料です。
    ……私たちは純粋にゲームを楽しんでもらいたいだけですから」

( ^ω^)(…………)

 その屈託の無い笑みには悪意は含まれていない様に思われる。
 ただブーンだけが、妙な違和感を覚えていた。しかしそれは気のせいだ、と思い込むようにした。

536 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/07/31(土) 23:32:36.39 ID:OefV2w880 [9/14]
 ゲームセンター内にしてはあまり人気の多くない場所。
 連れてこられたのは、関係者以外立ち入り禁止の文字がかかった扉だった。

(;'A`)「おいおい、俺たちもこの中に入っていいのか?」

フィ「大丈夫ですよ。
私たちが作っているゲームは未発表のものですので、こういった部屋に置かせて頂いているのです」

 ココペリは構わず扉を開けて、四人を引き入れた。
 部屋の中は薄暗く、天井まで積み上げられたダンボールで囲まれている。さらに自分たちのほかにも、同世代くらいの人間が十人ほどいた。男女半々くらいだろうか。その中で、ブーンは見知った顔がいることに気がついた。

( ^ω^)「あ、ジョルジュたちかお?」
  _
( ゚∀゚)「ブーンにドクオ、それにツンとクーまでも一緒か」

(´<_` )「お前たちもゲーセンに来てたのか」

('A`)「そっちこそ」

( ´∀`)「モナたちもココペリさんに呼ばれて連れて来られたんだモナ」

(‘_L’)「おや、君たちは顔見知りだったのですか?」

 ジョルジュ、オトジャ、モナーはブーン達と同じVIP学園の生徒だ。
 クラスは違えども、学園の有名人、完璧人間ことジョルジュは特に顔が広い。
 ブーン達と同じクラスにはオトジャの双子の兄であるアニジャもいるので、彼らとは仲が良かった。

537 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/07/31(土) 23:37:43.24 ID:OefV2w880 [10/14]
( ^Д^)「おい、兄ちゃんよ、早く15人揃ったんだから、さっさと始めようぜ」

 いかにもチャラ男、といった感じの男が口を開いた。

从 ゚∀从「そうだそうだ。こちとら三十分も待たされてんだぞ」

 快活そうな女の子もそれに同調する。

(‘_L’)「お待たせしてすいませんでした。
      それではゲームを始める前に、こちらのプレートに選ばれし勇者の契約の儀式を」

 ダンボールの脇から、四角形に角が生えたような形をした青い鉄板を取り出した。
 大の大人が真面目な顔で、勇者の儀式などと言っているのだ。周りからは失笑が漏れる。

(‘_L’)「笑わないでくださいよ。こういうのは、真面目にやるからこそ、意味があるんです」

 そうは言っても、彼の顔は少し恥ずかしそうだった。
 それでは改めて、とココペリが口を開いた途端、ある少女がそれを遮った。

(゚、゚トソン「あたし、やっぱりいいです。元々興味なかったし、止めます」

从 ゚∀从「ちょっといきなりどうしたんだ、トソン」

('、`*川「そうだよ。面白そうだし、一緒にやろう?」

 トソン、と呼ばれている少女は、真面目で頑固そうだった。ポニーテール
 あたしは二人を見てるから、と言い身を引いた。

(‘_L’)「トソンさんはやらないのですか……。まあいいでしょう」

538 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/07/31(土) 23:39:15.94 ID:OefV2w880 [11/14]
>>537
トソンの説明のところのポニーテールは入力ミスです
無視してください

541 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/31(土) 23:48:36.91 ID:OefV2w880 [12/14]
>>539
以前聞いたときは「過疎ってるときならいいんじゃね」って言われました。
どうなんでしょうかね?

543 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/31(土) 23:51:20.67 ID:OefV2w880 [13/14]
( ^Д^)「15人じゃなくてもいいのかよ」

(‘_L’)「一人くらいならなんとかなります。
     皆さん、さっそくこのプレートに手を当てて下さい。
     一緒に名前もお願いいたします」

 言われて、一番近くいたブーンがココペリに近づいた。

( ^ω^)「僕はブーンだお。よろしくお願いしますお」

 手に無機質な感覚が伝わり、そして――刹那、何かおぞましいものを、ブーンは感じ取った。
 まるでこの世の全ての悪意を孕んでいるかのような、とても恐ろしい何か。

(;゚ω゚)「っ……!」

 ブーンは慌てて手を引っ込めた。するとそれが嘘のように消え失せた。

('A`)「俺はドクオだ」

 ドクオもプレートに手を置く。特に変わった様子は無い。
 疑問に思ったブーンは訊いてみた。

( ^ω^)「ドクオ、このプレート触ったとき、何か感じなかったかお?」

('A`)「? いや。何にも。ちょっとひんやりしたくらいかな」

 ブーンは首をかしげた。
 先ほどのココペリの件といい、今の件といい。自分がおかしくなってしまったのだろうか。
 そんなことを考えている間にも、どんどんと他の人たちは契約を済ませていく。

545 名前:とりあえず、投下続けます[] 投稿日:2010/07/31(土) 23:56:48.72 ID:OefV2w880 [14/14]
ξ゚⊿゚)ξ「ツンよ。よろしくね」

川 ゚ -゚)「私はクーだ」

 ツンとクーにも同じ質問をしたが、やはりドクオと同じような答えだった。
 やはり自分の思い過ごしだろう。

( ^Д^)「俺はプギャー」

 プギャーと名乗ったのは金髪のチャラ男。顔立ちはまだ幼い感じが残っている。

(-_-) 「ぼ、僕は、ヒッキーです……」

 こちらは対照的にオドオドとした小柄な少年。

( ・∀・)「俺はウ……いやモララーだ」

 この季節にフードを目深被り、顔半分を長い髪で覆っていたのはモララーと言った。
  _
( ゚∀゚)「俺はジョルジュだ。よろしくな」

 ジョルジュは端麗な顔立ちで爽やかな笑顔を見せる。

(´<_` )「オトジャだ。よろしくたのむ」

( ´∀`)「モナはモナーだモナ。モナモナうるさいとか言うなモナ」

 オトジャとモナーも契約を済ませた。

546 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/08/01(日) 00:04:17.33 ID:mO5rssr20 [1/11]
(,,゚Д゚)「俺はギコだ」

(*゚ー゚)「私はシーよ」

 カップルらしき二人も特に気にすることなくプレートに手を付く。

从 ゚∀从「あたしはハインリッヒ。ハインって呼んでくれ」

 先ほどの快活な少女。何かスポーツでもやっているのだろうか、肉つきのいい腕だ。

('、`*川「私はペニサスです」

 最後の一人が契約を終えると、ココペリはプレートを置こうとして――、それをハインがひったくった。
 そして無理やりトソンの手に当てる。

(゚、゚;トソン 「ちょっと何するの?」

从 ゚∀从「こういうのは皆でやったほうが良いんだぜ」

 ハインはココペリに非礼を詫びた。
 彼はあまり気にしていないようで、いいですよ、と謙遜する。

(‘_L’)「皆さん、無事に契約に成功しました。それではロボットの精を呼び出します。出てきなさい、コエムシ」

 ココペリの声と同時に、いきなりそれは現れた。まるでぬいぐるみを彷彿させるかのようなデザインで、頭が異様にでかくておまけ程度の大きさの体がぶら下がっている。その頭部もバスケットボールくらいだ。それは明らかに、この世の生物ではなかった。

(● ・_.)「私はコエムシ。あなた方プレイヤーをサポートするナビゲーターだと思ってくれていい」

 その唐突さと異形さに、周りがどよめく。

547 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/08/01(日) 00:11:10.06 ID:mO5rssr20 [2/11]
(*^ω^)「おっおっお、すげーお、すげーお! これもココペリさんが作ったのかお?」

(*'A`)「宙に浮いてるとかどんな仕組みだよ」

ξ*゚⊿゚)ξ「あら、可愛いじゃない」

川*゚ -゚)「確かにすごいな、これは」

(‘_L’)「ははは、気持ちもわかりますが、少し落ち着いてください。
     コイツはパイロットに従順です。今後頼みたいことがあったらコエムシに言って下さいね」

 説明の途中のココペリを、不意にコエムシが遮った。
 二人でこそこそと小声で話し合っているようで、ブーンには聞き取れない。

(‘_L’)「いきなりですが、そろそろ敵が来ます。とりあえず場所を移しましょう」

 一瞬。
 いきなりノイズ音が聞こえたかと思うと、目の前にテレビの砂嵐に似た映像が流れた。
 そして、瞼を開くと、そこは――

(;゚ω゚)「ここは島、かお?」

 目の前に広がるのは、一面の砂浜に、見渡す限りの海。
 照りつける太陽が、ここが日本で無いことを告げていた。16人の少年たちと謎の生物だけが、砂浜だけの小さな島に居る。

(*'A`)「今度は瞬間移動!?」
  _
(* ゚∀゚)「ここどう見ても日本じゃねーぞ! ココペリさん、アンタ一体何もんだよ!?」

ξ;゚⊿゚)ξ「見てアレ!」

549 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/08/01(日) 00:17:48.63 ID:mO5rssr20 [3/11]
 ツンが指差した先には、全長500メートルはあろう巨大なロボット――《人形》。
 昆虫か甲殻類を彷彿させる黒光りのフォルム。二足歩行で腰の辺りから腕の付け根が生えている独特の体型。そして圧倒的な存在感。

(*^ω^)「かっこいいお……」

 ブーンは思わずそれを口に出していた。

(‘_L’)「それじゃあロボットの内部へ転送する。コエムシ、頼んだ」

(● ・_.)「了解」

 また先ほどと同じような、ノイズと砂嵐が襲ってきた。
 今度は薄暗い、ドーム状の部屋に居た。直径20メートルほどで中央には馬蹄状に並んだ9席の椅子が浮いていた。その中に1つだけ中央に置かれた椅子がある。かなり古ぼけた木製のそれに、ココペリは座っていた。

(‘_L’)「ようこそ、コックピットへ。これから戦闘に入る。
      チュートリアルは一回しかないからしっかり見ておけ」

 他の皆はまだ辺りを見回して感嘆の声を上げている。
 しかしブーンだけはココペリの異変に気がついた。

(;^ω^)「ココペリさん、なんだか口調変わってませんかお?」

(‘_L’)「ははは、すまない。僕は嘘つきでね。今まで猫を被っていたのさ」

 笑うココペリの表情は何か思いつめたようで、不気味に思えた。

(● ・_.)「いよいよ敵が来るぞ」

554 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/08/01(日) 00:23:07.79 ID:mO5rssr20 [4/11]
 閉鎖的だった部屋に円状の窓が出来た。大海原を見下げる形で、ここがロボットのコックピット内だということを改めて実感させられる。
 目の前にリングが現れた。それが上から下がっていく間に、真っ黒のロボット――《悪魔》の姿が浮き出てくる。《人形》よりもさらに漆黒で背中には翼のようなものが生えている。同じ二足歩行のロボットだが関節や装飾など色々と相違点があるようだ。

(*'A`)「アレが敵か!? かっけええええ!」

(*´∀`)「すごいリアルモナ! これ本当にゲームモナか?」

(´<_`*)「これはさっそくアニジャに報告――ってあれ、携帯圏外だぞ」

ξ*゚⊿゚)ξ「んなことどうでもいいじゃない。しかし本当にすごいスケールね。正直舐めてたわ」

川*゚ -゚)「私も同感だ。まさか今のゲームがここまで進化していたとは」

( ^ω^)(そんなわけないお……。これは本当にただのゲームなのかお……?)

 それではまず動かし方を教えよう、とココペリは言った。ぐっと拳に力が入る。

(‘_L’)「ジアース、発進」

 するとあれほど巨大なロボットが一歩ずつ動き始めたではないか。地面を蹴る音がここまで聞こえてくる。

从*゚∀从「なあ、ジアースってこのロボットの名前なのか?」

(‘_L’)「ああそうさ。コイツは地球を守る、ジ・アース。かっこいいだろ?」

(*・∀・)「すげーかっこいい!」

555 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/08/01(日) 00:28:04.62 ID:mO5rssr20 [5/11]
(‘_L’)「コイツはパイロットが念じれば動く。見たいものがあればそれもこうやって見れる」

 するとコックピットの内部の壁から、新しくいくつか窓が出てきた。
 その中には敵の顔面についている模様が映っているものある。

(‘_L’)(スリット数14、光の数は5か……。なかなか強敵だな)

(‘_L’)「他にも探索機能なんかも付いてるが――まあこれはあまり重要ではないからいいや。
     それからビームも出せる。念じれば、どこからでも。ほら」

 《人形》の胸部に光が集まったかと思うと、それが一気に敵の機体へと飛んでいった。
 しかし《悪魔》の装甲には傷1つ付いてない。

( ^Д^)「全然利いてねーじゃねーか」

 その間に《悪魔》は自らの羽で体浮かせて、こちらへと突撃してきた。

(゚、゚;トソン「飛んできたわよ!?」

 鋭い腕が《人形》の胴体を貫かんと突き出される。しかし体勢を崩し間一髪でそれを避けた。

(‘_L’)「コックピットはフローティング構造だから、機体が倒れても大丈夫」

('、`;川「びっくりした……」

(;゚Д゚)「けど相手にビームは通用しねーのにどうやって倒すんだ?」

(‘_L’)「コイツが得意なのは接近戦さ。まあ見ててくれよ」

556 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/08/01(日) 00:32:00.00 ID:mO5rssr20 [6/11]
 再び飛んできた《悪魔》の攻撃を、今度はしっかりと受ける。そしてそのまま羽の部分に《人形》の鋭利な右腕を突き刺した。
 堪らず相手は距離を保とうとするが、《人形》のすばやい動きがそれを許さない。

 片方の羽は既に機能しなくなった《悪魔》の動きは明らかに鈍くなっていた。

(‘_L’)「今ので左翼を潰した。だからもう相手は飛行能力を使えない。
   あとは、力押しで勝てる。何より、コイツは強い。おそらく全機体の中でもトップクラスだ」

 抵抗する《悪魔》の胸部を、さらに攻撃。それに耐え切れず、ついに《悪魔》の体を海の中に倒した。

(*゚ー゚)「やった! これで勝ちだね!」

(‘_L’)「いいやまだだ。機体はしばらくすると壊れた箇所が修復される」

(;-_-) 「じゃ、じゃあどうすれば……」

(‘_L’)「コイツ等には急所がある。
    それは装甲の奥深くにあるから、こうやって倒して引っぺがさないといけない」

 《人形》の腕の先端が、手のように3つに分かれた。そして一枚一枚装甲を引き剥がしていく。

川 ゚ -゚)「ずいぶんと手馴れているな」

(‘_L’)「いや、今回が初めてさ。過去10人ほどのプレイを見ただけでね」

 五枚目でようやくそれらしき、白い球体が出てきた。

(‘_L’)「これが急所の核だ。見つけたら――」

557 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/01(日) 00:39:15.68 ID:mO5rssr20 [7/11]
 《悪魔》の核を掴むとそのままさきほどのビームを放射した。

(‘_L’)「こうやって、潰せ」

 もぞもぞと抵抗していた《悪魔》の動きは完全に停止。
 戦いに、勝利したのだ。
 浮いていた椅子がゆっくりと元に戻る。

(‘_L’)「これで、終わりだ。
     次から僕は参加できない。
     君たち辛い戦いなるだろうが、頑張って地球を守ってくれ」

 ココペリはそう言って、椅子から降りた。ゆっくりと馬蹄状に並べられた様々な椅子を見回し、そしてため息を一つ。
 一体、それが何を吐き出したか、ブーン達の知るところではなかったけれど。

(‘_L’)「コエムシ、この子達を元の場所へ」

(● ・_.)「了解」

 三度目のノイズと砂嵐を受けた。

(‘_L’)「――まない」


558 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/08/01(日) 00:45:17.36 ID:mO5rssr20 [8/11]
 気がつくと元々居た薄暗い小部屋に移されていた。
 しばらくの静寂。
 しかしその後、皆の顔が興奮の色でいっぱいになった。

(*'A`)「やばいやばいやばい、夢じゃないよな!?」

ξ*゚⊿゚)ξ「夢じゃないよ! 何あれ、すごい完成度じゃない!」

川 ゚ -゚)「しかし一体どんな原理で……? 幻想でも見ていたとしか思えないほどリアリティだったが」
  _
( ゚∀゚)「確かに妙だよな。ここに映写機なんかないし、マジで瞬間移動したとか考えられん」

 ブーンもクーやジョルジュと同じ意見だった。
 しかしそれよりも気になることがある。

( ^ω^)(最後、ココペリさん、何か言おうとしてたお……)

(´<_`*)「すごいゲームだったな。アニジャに報告報告っと」

(*´∀`)「今度は僕たちがあれを操縦するモナかぁ。絶対負けないモナ!」

('A`)「どうした、ブーン、浮かない顔して」

(;^ω^)「ココペリさん、最後に僕たちにさ、

                   “すまない”

                        って言おうとしたんじゃないかって思って……」

559 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/08/01(日) 00:48:50.30 ID:mO5rssr20 [9/11]
 そして、
 ついにゲームは始まる――。

ξ゚⊿゚)ξ「あたしに任せなさい! あんな奴けちょんけちょんにしてやるわ!」

(● ・_.)「このロボットを動かした人間は、必ず死ぬ。
      もし戦闘で負けたらこの地球は無くなる」

 明かされる真実。
 ぼくらの死か、地球の死か――。


(;゚Д゚)「俺はとんでもないことをしちまった……」

 突然の死の宣告に困惑する者。
  _
(* ゚∀゚)「おもしれぇ……やってやんぜ!」

 最後の命の灯火を、精一杯燃やし尽くそうとする者。

(;・∀・)「あと少しだけ、あと少しだけもってくれよ……俺の命!」

 なお必死で生きようとする者

(´<_` )「兄者や、みんなのいる地球は、俺が守る」

 残された大切な人間のために戦う者。

560 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/08/01(日) 00:51:16.57 ID:mO5rssr20 [10/11]
 それぞれの思いが交錯する中――。

('A`;)「未契約者!?」

 さらなる衝撃。

(#-_-)「嘘だ、嘘だ、嘘だぁ!!」

(*;ー;)「いや……いや……いやああああああ!!」

 絶望のその先に、

( ^Д^)「俺、間違ってた」

(;、;*川「うわあああああああああああああ!」

 彼らは一体何を見つけるのか。

(;´∀`)「モナには……モナには……できない、モナ」

从;゚∀从「頼むから、試合の日まで来ないでくれよ……!」

川#゚ -゚)「お前だけは絶対に許さないっ!!」


(;^ω^)「僕たちは、一体、何と戦っているんだお?」


「( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです」 鋭意作成中!

561 名前:予告編 ( ^ω^)ブーンたちは地球を守るようです[] 投稿日:2010/08/01(日) 01:00:53.53 ID:mO5rssr20 [11/11]
終わりました。
支援あがとうございました。
公開はまだ未定ですができるだけ早くしたいと思います。

>>522 >>524 >>526 >>528 >>530 >>532 >>536 >>537 >>543 >>545
>>546 >>547 >>549 >>554 >>555 >>556 >>557 >>558 >>559 >>560

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