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('、`*川 不思議の国のペニサスのようです

*勝手ながら改行などをさせていただきめました

909 名前:('、`*川 不思議の国のペニサスのようです[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 19:12:07 発信元:121.111.227.76

春の暖かな日差しを浴びながら、ペニサスは姉と共に草原にピクニックに来ていた。

('、`*川(退屈だわぁ)

ペニサスは大きな欠伸をしながら、隣にいるお姉さんを横目でチラリと見やる。
何やら真剣な眼差しで本を読んでいる……タイトルは『イケメンが食える、100の方法』
…見なかったことにしておこう。

('、`*川(何か面白いことは無いかしら)

そう思いながら何となく辺りを見渡していると、
突然白いウサギがペニサスの前を駆け抜けて行った。

(;><)「大変なんです!間に合わないんです!」

なにやら慌てた様子で走り去って行くウサギ。
興味を持ったペニサスは、ウサギを追いかけているうちに、
いつの間にか穴の中に落ちてしまった。

('、`;川(深い穴……掴まる所もない……地面に打ちつけられる……死!?)

すぐに覚悟を決めたペニサスだったが、
着地した場所は高くかき集められた枯れ葉の上であった。

('、`*川「助かった……ここどこ?」

見慣れぬ土地にただ呆然とするペニサスの前に、先ほどの慌てた白ウサギ。
懐中時計を見ながら全速力で走っている。

('、`*川「あ!こら待て、白ウサギ!」

910 名前:('、`*川 不思議の国のペニサスのようです[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 19:14:32 発信元:121.111.227.75

ペニサスは急いで白ウサギの後を追って行くが、
広間に辿り着いたところで見失ってしまった。
奥には鍵のかかったドアが二つ並んでいる。

('、`*川「どっちのドアから出て行ったのかしら?」

広間の中央にある丸テーブルを見ると、小さな金色の鍵が置いてあった。
ペニサスは鍵を持って、まず左のドアの鍵穴に差し込む。
カチリ、と音が鳴りドアは開いた。
が、その先には細い抜け道が。
右のドアも開けたが同じ作りのようだ。

('、`*川「なによ、通れないじゃない」

困ったペニサスが広間の中央まで戻ると、
先ほどまでは無かったはずのビンがテーブルの上に置かれていた。
中には無色透明の液体が入っており、ビンの蓋には
『私をお飲みなさい』の文字が書かれている。

('、`*川「…毒、じゃないわよね?」

警戒しながらも恐る恐る舐めてみると、少し甘くて美味しい。
ペニサスはビンの中の液体を飲み干してしまった。
しばらくすると自身の異変に気づく。
ペニサスの体がどんどん縮んでしまったのだ。

('、`*川「え…?え?なに!?」

912 名前:('、`*川 不思議の国のペニサスのようです[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 19:17:02 発信元:121.111.227.82

みるみるうちに小さくなってしまったペニサスだったが、
これであの細い抜け道を通れるんじゃないかと、急いでドアへ向かう。
しかし細い抜け道の先にはまた施錠されたドアがあり、
先ほど使った鍵はテーブルの上に置いてきてしまった。
ペニサスは何とかテーブルによじ登ろうとしたが、滑ってしまって上手くいかない。

( 、 *川「……オワタ」

落胆するペニサス。
その時、テーブルの下に小さなケーキが入ったガラスの箱があるのを見つけた。
ケーキにはレーズンで『私を食べなさい』と書かれた文字が。

('、`#川「もうこうなりゃ自棄食いよ!」

そう言って丸ごと一個、ペロリと平らげたペニサスの体に、またもや異変が起こった。
今度は体が大きくなっている。
元の大きさに戻れるかもしれないと喜んだのも束の間、
ペニサスの巨大化は止まる気配を見せず、
あっという間に三メートルにもなってしまった。

('、`*川「これはいよいよダメかも分からんね」

ポツリと絶望を漏らし、深くため息を付いたその時、パタパタと走る足音が聞こえた。
音のする方へ視線を向けると、そこにはあの白ウサギが立ち尽くしている。

( ><)「なななな!?何なんですか?化け物なんです!」

巨大なペニサスに驚いた白ウサギは、
ギャーギャー喚きながらたくさんの小石を投げつけてきた。
巨大化したペニサスにとっては小石など痛くも痒くも無かったのだが。
下を見ると、床に落ちた小石がキャンディに変わっていた。


914 名前:('、`*川 不思議の国のペニサスのようです[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 19:18:36 発信元:121.111.227.69

('、`*川(液体を飲んで縮んだ……ケーキを食べて大きくなった。
もしかしてこれを食べれば…!)

閃いたペニサスは床のキャンディを一つ口に運ぶ。
思った通り、ペニサスの体はあの透明の液体を飲んだ時のように縮んでいった。

('、`*川(今のうちに逃げなきゃ)

急いで広間の外に出る。
森の中をしばらく歩いていると、見るからに気持ち悪い芋虫と出会った。
どのくらい気持ち悪いかと言うと、同じ空気を共有したくないほどに。
一言たりとも会話をしたくないほどに。

915 名前:('、`*川 不思議の国のペニサスのようです[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 19:21:23 発信元:121.111.227.74

('A`)「お前は誰だ?」

('、`*川

(;'A`)「あの…えっと、あそこに生えている
キノコの片側を食べると背が高くなって、その反対側を食べると低くなるよ…」

('、`*川

(;'A`)「何か喋ってよ…」

('、`*川 チッ

(;'A`)そ

ペニサスは(心のなかで)芋虫にお礼を言い、さっそくキノコを食べ始める。
片側を食べ、もう片側を食べ、を繰り返していくうちに、
ようやく元の大きさに戻ることが出来た。
しかし、このあとどこに行けば良いのかが分からない。

('、`*川「困ったな……あっちに行ってみようか。それともこっち?」

( ^ω^)「そこのお嬢さん、何かお困りかお?」


917 名前:('、`*川 不思議の国のペニサスのようです[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 19:22:57 発信元:121.111.227.79

道の真ん中でうろうろしているペニサスに、
突然話しかけたのは、目を細めてニヤニヤしている──

('、`*川「……猫?」

( ^ω^)「何かお困りかお?」

('、`*川「あ…ええ。道に迷ってしまって。
どちらに行けば良いのかしら?」

猫は相変わらずニヤニヤしながら、ふさふさの尻尾を動かし

( ^ω^)「こっちの方向には帽子屋が住んでいて、
そっちの方向には三月ウサギが住んでいるお。
好きな方を訪ねると良いお。どちらもキチガイだお」

('、`*川「え?いや、キチガイの人のところには行きたくないんだけど…」

( ^ω^)「おー、しかたがないお。このあたりにいる者は、皆、キチガイだお。
僕もキチガイ。君もキチガイ」

('、`*川「私がキチガイってどうしてわかるの?」

( ^ω^)「キチガイに決まっているお。
でなきゃ、こんなところに来るはずがないおw」

( ^ω^)「さて、僕は女王様のところへ行くお」

918 名前:('、`*川 不思議の国のペニサスのようです[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 19:24:45 発信元:121.111.227.69

ニヤけた猫はそう言って去って行った。
ペニサスはキチガイと言われたことに悶々としながらも

('、`*川「三月ウサギ……ウサギ?あの白ウサギのことかしら?」

ペニサスは元々白ウサギを追いかけていたことを思い出し、
猫に教えてもらった方向へ歩き出した。
しばらく歩くと三月ウサギの家を発見する。
目の前の庭にはテーブルが置いてあり、
目が爛々としているウサギと、大きな帽子をかぶった男が
お茶を飲みながら談笑していた。
そして二人の間ですやすやと寝ているネズミが一匹。

( ・∀・)

( ゚∀゚)

( ∵)

白ウサギを追って歩き続けたペニサス。
喉が乾いていたので、お茶をもらおうと
テーブルに近づいたが、三月ウサギに遮られてしまった。

920 名前:('、`*川 不思議の国のペニサスのようです[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 19:26:37 発信元:121.111.227.75

( ゚∀゚)「あんたの席はないよ!」

('、`*川「ここにいくらでもあるじゃない」

ペニサスはムッとしながらも席につく。
すると何事も無かったかのように

( ゚∀゚)「ワインを飲むかい?」

('、`*川「あ、ええ、いただこうかしr…………ワインなんて無いじゃないの」

( ゚∀゚)「そんなものは無いさ」

('、`*川「は?無いものを勧めるなんてずいぶん失礼じゃ

( ・∀・)「招待もされないのに座り込むなんて、ずいぶん礼儀知らずだねぇ」

ペニサスは帽子屋に言葉を遮られ黙り込む。
頭の中ではあの猫の台詞を思い出していた。

('、`*川(確かにキチガイ…って言うか意地悪だわ。もう行こうかな…
でもどこに行けば良いか……一応聞いてみようか)

白ウサギを見かけたか、どこに行けば良いのかを尋ねるペニサス。


927 名前:('、`*川 不思議の国のペニサスのようです[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 19:49:46 発信元:121.111.227.79

('、`*川「ねえ、ちょっと聞きたいことg

( ・∀・)「このお茶会はね、誕生日じゃない日を祝っているのさ」

('、`*川「は?誕生日じゃない日っt

( ・∀・)「明日もパーティー、明後日もパーティー、

その次の日もパーティー。嗚呼、なんて素晴らしいんだろうね!」

( ゚∀゚)「素晴らしい!素晴らしい!」

三月ウサギも帽子屋もいかれている。
あの猫のキチガイ発言も相俟って、そう確信したペニサスは、
これ以上ここにいる意味は無いと判断し、三月ウサギの家を後にした。

('、`*川「なんなのよ、あいつら。ネズミはずっと寝てるし………ん?」

来る時には気づかなったが、道の途中の大木に扉があった。
鍵はついていない。

('、`*川「…行ってみようか」

扉をゆっくり開けると、その先には綺麗に整った庭が広がっていた。
ペニサスが庭に入ると前から女王様の一行が。
その中には白ウサギの姿もあった。
そして一番最後にハートの王様と女王様が登場。

('、`*川「やっと見つけた、白ウサギ!」
一行に走り寄るペニサス。

そして、それに気づいた女王様。

929 名前:('、`*川 不思議の国のペニサスのようです[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 19:58:33 発信元:121.111.227.73

(*゚ー゚)「なんなの?この小娘は。
私が通る時は、地面に頭をこすりつけて平伏しなさい」

('、`*川「すみません。でも今は白ウサギに用があるんです。」

(#゚ー゚)「…私に口答えするなんて……ジャック、小娘の首を跳ねなさい!」

(;‘_L’)「え……あの……」

('、`*川「首を跳ねる?……ばかばかしい」

(#゚ー゚)「なんですって!?」

(,,゚Д゚)「まぁまぁ、まだ子どもだから。な?許してあげようじゃないか」

(#゚ー゚)「…………ふん」

王様に宥められた女王様は、その場を去って行った。
気がつくと白ウサギもいなくなっている。

('、`*川「はぁ、また振り出しか…」

そもそも何で白ウサギを追っているのか、ここはどこなのか。
不思議なことばかりが続いて疲れが溜まっていたせいか、
ペニサスは地面にゴロンと寝転がりそのまま眠りについた。

931 名前:('、`*川 不思議の国のペニサスのようです[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 20:00:20 発信元:121.111.227.68

「裁判が始まります!!」

突然の大音声に飛び起きるペニサス。
寝ぼけ眼で訳も分からず、大声に導かれ裁判の場に辿り着いた。
玉座にはハートの王様と女王様。
周りのトランプ兵は、女王様が作ったパイが盗まれたと騒いでいる。
容疑者は──

('、`*川「あれ…さっきの……」

(;‘_L’)

ハートのジャックであった。

( ><)「静粛に!静かに、なんです!」

証人には、三月ウサギ、帽子屋、ネズミが呼ばれており

( ゚∀゚)「彼が犯人だ」

( ・∀・)「彼が犯人さ」

( ∵)「彼が…犯n」グー

そして、白ウサギは次の証人にペニサスを指名した。
ジャックの筆跡ではない手紙が証拠品。
それでも、ジャックは有罪。
めちゃくちゃな裁判に、ペニサスは叫んだ。

932 名前:('、`*川 不思議の国のペニサスのようです[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 20:01:32 発信元:121.111.227.70

('、`#川「いい加減にしてよ!あんた達は、たかが一組のトランプじゃない!」

すると、トランプの札達は一斉に空中へ。
そして、ペニサスに向かって舞い降りてきた。
('、`;川「うっわー……マジ?」
一心不乱に札を払いのけるペニサス。


・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

934 名前:('、`*川 不思議の国のペニサスのようです[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 20:02:53 発信元:121.111.227.80

('、`*川「!?」

∬´_ゝ`)「あら、やっと起きた」

私はトランプを必死に払いのけていたはずなのに、
気がつくとお姉ちゃんのヒザの上に頭をのせて寝ていた。
顔には枯れ葉がヒラヒラと落ちてきている。

∬´_ゝ`)「ずいぶん長い間、眠っていたわよ」
私は無言で体を起こし、さっきまでの、あの不思議な体験を思い出す。
隣にはきょとんとしながら私の顔を覗き込むお姉ちゃん。

('、`*川「あ、ごめんなさい。何でも無いわ」

そう言うとお姉ちゃんはにっこり微笑んでくれた。
何にも無い毎日、面白いことを求める日々……でも私は。

('、`*川「退屈って素晴らしいことだったんだわ」


不思議の国のペニサスのようです 終


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