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( ^ω^)午後4時半のトランペットのようです



633 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:15:05 発信元:122.25.4.44
じゅうご:さんじゅうはち

( ^ω^)「はぁ…鬱だお」

僕だって年がら年中両手を広げて廊下を走っているわけじゃない。
時には恋もするし、時には泣いたりもする。
今はとっても気分が優れないんだ。

空はこんな僕を馬鹿にするかのように、雲ひとつない綺麗な青色に染まっていた。
目の前に広がるは大海原。太陽があの海に沈むにはもう少し時間がかかりそうだ。

( ^ω^)「部活…嫌になったお」

海辺に面しているこの高校の屋上で一人、僕は呟く。
この鉄柵の中には僕以外に誰もいない。鉄柵の外では様々な運動部が掛け声を出し合って、活発に走っている。
お昼時なら沢山の人で賑わうが、放課後までここに来ようという生徒なんていないようだ。
どちらかといえば浜辺に行った方が盛り上がるしね。

僕は右手に握ったトランペットを見つめる。
この2年間ずっと共に頑張ってきた相棒。
今はシルエットすら見たくないんだ。


635 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:18:08 発信元:122.25.4.44
僕は吹奏楽部に所属している2年生のトランペットパートだ。
中学から始めたトランペット。毎日吹き続けたおかげで、ある程度の特技として言えるものになった。
そのおかげもあって、16人もいるトランペットパートの中から、5人しかのれない夏の大会のレギュラーメンバーに選ばれた。
先輩から、同級生から、後輩から。
いろんな人が僕の技術を認めてくれたが、先生だけは認めてくれなかった。

「お前の音は張りが無い。もっと強く音を張れ」

それはトランペット奏者には最も言われてはならないミス。
音が張れないトランペッターなんて、渡辺が抜けたタッキー&翼並みに価値が無い。
ここ最近、僕はスランプに陥ってしまったようだ。


あれ以来、僕は張った音を出す為に、毎日屋上に登っては海に向かってベルを向けた。
しかしいっこうに音が出ない。このままではレギュラー落ちも考えられる。
何かが、音の進行を妨害しているかのように出てくれない。
どうしてだ?どうしてなんだろう…

( ;^ω^)「んん…とりあえずウジウジしてても始まらないお!」

僕はもう一度トランペットを構える。
16時45分から部活動開始。それまでは個人練習の時間だ。


今日こそは…良い音が出ますように。

637 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:21:54 発信元:122.25.4.44





【( ^ω^)午後4時半のトランペットのようです】






639 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:24:11 発信元:122.25.4.44
じゅうご:ごじゅうに


从゚∀从「あっ…ショボン!」

(´・ω・`)「ん?…ああハインか。」

俺の声で、肩から鞄を引っ提げたブレザーの男が振り向く。

从゚∀从「なんだよ。もう帰るのか?」

(´・ω・`)「うん。今日は原付の修理に行かないといけないんだ」

从゚∀从「また部活さぼりかよー。お前バスケ嫌いだろ」

(´・ω・`)「ザッツライ。その通りさ」

2年3組の前の廊下で一組の男女が仲良く喋ってる。
こんな所をクラスの連中に見られたら誤解するかな…?
まぁ、今のところは俺達以外、誰もいないようだけど。

俺達はそんな関係じゃない。
同じクラスメート。ただそれだけ。ただそれだけなんだ。

たまたま1年の時も同じクラスで、新学期に隣の席だったから話すようになった。
別にやましい間柄なんてなんにもないんだ。

从゚∀从「な、なあ。俺もついて行っていいか?」

(´・ω・`)「え?…なんで………あっ、まさか」

643 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:26:33 発信元:122.25.4.44
やばい…感付かれたか?

从;゚∀从「いや…えっと、あ、あのそれは…」

(´・ω・`)「おじちゃんのカステラが目当てでしょ」

从;゚∀从「え?カステラ?」

(´・ω・`)「あそこのおじちゃん、修理に来た客にカステラくれるんだよ。なかなかの味だよ」

从;゚∀从「ほ、へぇ~…そうなのか。お、俺も食ってみようかな!」

(´・ω・`)「ぜひ食べたほうがいい。あれは至高のメニューに乗る」

从;゚∀从「おう!不味かったら承知しねぇからな!!」

くっそー。俺はカステラ以下か…はぁ。
なんかすっごく落ち込んだ。

(´・ω・`)「あっ、先に生徒玄関で待ってて。ちょっと職員室に用があるから」

645 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:27:42 発信元:122.25.4.44
从゚∀从「うん?まぁ良いけど…用事って長い?」

(´・ω・`)「いや、退部届貰ってくるだけだからすぐだよ」

从;゚∀从「!?えっお前バスケ部止めるの!?」

(´・ω・`)「うん。大学受験に向けて勉強しないとね」

从゚∀从「そっか…大学って…どこ行くんだよ」

(´・ω・`)「東京にある大学。卒業後は上京して、一人暮らしをするつもり」

マジかよ…。ショボンはそんな事を考えてたのか。

(´・ω・`)「じゃあ、ちょっと待っててね」

从゚∀从「えっああ、おう。いってら…」

ショボンは荷物を置いて小走りに職員室へ向かって行った。
一人取り残された俺。遠くから野球部の声が聞こえてくる。


648 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:29:10 発信元:122.25.4.44
从゚∀从「そっかー…ショボン東京行くんだ…」

東京…もう会えないのかもしれない。

从゚∀从「あいつ…口だけは達者だしな…あっちでも大丈夫だろ」

俺はまだアイツに好きだって言ってない。

从゚∀从「アイツも頭いいし、大学ぐらいビシッっと決めちゃうよな」

でも…2年生もまだ始まったばっかりだ。まだ言わなくても…ね?

从 ∀从「東京で美人の彼女とか作っちゃうんだろうなー…」

卒業までに言えば…言えば…

从 ∀从「……ショボン……」


何もわからない。

650 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:31:21 発信元:122.25.4.44
じゅうろく:に

('A`)「あ………4時か…。」

学校の図書館は5時で閉館する。
勉強ができるのも残すところあと1時間。図書館に残っている生徒も数人だ。
別に中間テストが近づいてきたわけじゃないが、ここで勉強するのは毎日の日課。
家では勉強をする気にならないから、ここで予習分を全部済ませる。

('A`)「うし…あと少しだ。頑張るかな」

俺は生まれつき体が弱い。だから部活にはもちろん入っていない。
そのせいか中学ではいじめられ、悲惨な3年間を過ごした。
高校に進学し、自分を変えようと頑張ってみたが、所詮は元いじめられっ子。
友達なんて出来やしない。

誰かから声を掛けられる事を願い、4月を過ごしたが、結局誰も話しかけてこないままゴールデンウィークを迎えてしまった。
高校では他人に関心が無く、いじめられるということはなさそうだ。
しかし、その分、自分が関わりたくない人間は絶対に関わらない。

俺はこの3年間を孤独に過ごしそうだ。

652 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:34:06 発信元:122.25.4.44
('A`)「…あ、やべ…ミスった」

ナウシカとナルニアを間違えてしまった。
俺はノートの横に置いていた消しゴムを取る。
その拍子に肘が筆箱に当たり、中身を机の外に放り出してしまった。

('A`;)「あ~あ~…やっちまった…」

俺は椅子を下げ、散らばったペンを一本一本拾って筆箱に入れる。
椅子周りのペンを全て拾い上げ、続いて机の下を見る。

机の下には無かったが、最後のペンは向かいの椅子の下まで滑って行ってしまった。
しかも、その椅子には人が座っていた。
やばい…これは気まずい。
そう思っていると、その椅子の主が俺のペンを拾い上げてくれた。

俺は慌てて、顔を上げる。
その時机の下だという事を忘れ、頭をぶつける。

Σ('A`;)「あだっ!!…っつ~…」

654 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:36:11 発信元:122.25.4.44
( <●><●>)「これはあなたのペンですか?」

ゆっくり、机の上に這い上がると、前の席の生徒が俺に声をかけてきた。

('A`;)「あっ…ど、どうも…」

久しぶりに家族と担任以外の人間と会話をしたから言葉が出てこない。
恐らくかなり小さい声だったと思う。

( <●><●>)「そこは『いいえ、それはトムです』というところです」

('A`;)「えっ!…あっご、ごめん!よくわからなくて…」

( <●><●>)「そんなことはわかってます。これはただのジョークです。ジョーク」

よく見ると、彼は俺と同じクラスメートだ。
出席番号が一番最後の人。
クラスに馴染めていない俺にとってはその程度の印象しかもっていなかった。
彼はクラスで騒ぎ立てるような人でも無く、かといって俺みたいに友達がいないわけでもなかった。

( <●><●>)「ところでドクオ君」

('A`;)「えっ!?何で俺の名前…」

( <●><●>)「?クラスメートの名前を知っていては変ですか?」


656 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:38:22 発信元:122.25.4.44
これにはさすがにびっくりした。
まさか俺の名前を覚えてくれている奴がクラスにいたなんて。

( <●><●>)「ドクオ君。君はいつもここで勉強しているのですか?」

('A`;)「えっ…あ、うん。学校がある日は毎日…」

( <●><●>)「そうですか…勉強の邪魔をしてすいませんでした」

('A`;)「いや!大丈夫だから!…えっと…わ…わ…」

( <●><●>)「ワカッテマスです」

('A`;)「あ!ワカッテマス君…君はどうしてここに?」

見たところ、彼は本も用意せず、僕の前の席に座っていた。
一体何をしていたのだろうか

( <●><●>)「鳥ですよ」

('A`;)「え?」


( <●><●>)「鳥を待ってるんです」

659 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:40:36 発信元:122.25.4.44
('A`;)「と…鳥?」

( <●><●>)「はい鳥です。見て下さい。あの電線を」

ワカッテマスが窓の外を指さす。
そこには電線にびっしりと停まった鳥の大群が一列に並んでいた。

( <●><●>)「あの鳥達が一斉に飛び立つ瞬間を僕は待っています」

('A`;)「はぁ…なるほど」

変わった人だなぁ…と思った。
僕の事は「孤独」と呼ぶに相応しいが、
彼は「孤独」という言葉よりも「孤高」と言った方が正しいだろう。

なんというか…俺の憧れた生き方なのかもしれない。

( <●><●>)「まぁ、勉強の邪魔にならないようにしますので」

('A`)「…いや、ワカッテマス君」

( <●><●>)「なんでしょうか」

('A`)「俺も…一緒に見てていいかな?」



( <●><●>)「……かまいませんよ」

661 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:43:33 発信元:122.25.4.44
じゅうろく:じゅうさん


(`・ω・´;)「ハァ…ハァ…!!」

目が霞む。気分も悪いし頭も痛い。
やっぱり部活に出たのは間違いだったようだ。
思えば朝から体調が悪かった。
食欲は無いし、時々やってくる腹痛にとても苦労した。

それでも朝練には参加できたし、授業も無事に受けられた。
午後にはダルさも忘れ、治ったと思いこんでしまった。
放課後になり部活に行って、アップを始めたあたりから、視界の隅がぼやけるようになり、
3000mのペース走になってから一気に嘔吐感がやってきた。

しかし、一度始めてしまってはもう止められない。
現在のペースメーカーは部長である俺だ。
俺が途中で走るのを止めてしまったら、部員に迷惑がかかる。
それだけは避けたい。

(`・ω・´;)「ハァ…ハァ…くそっ!」

腕時計に目をやる。駄目だ。数字が読めない。
だがはっきりとわかる事がある。
今俺のスピードはどんどん下がっている。

後ろからついてきた2年生との距離はいつの間にか50mも近付いているようだ。

663 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:45:32 発信元:122.25.4.44
今日だけは。今日だけは完走しないといけない。
これは俺の部長としてのプライドがかかっている。

(`・ω・´;)「くそっ!…昨日夜遅くまで残らなければ…」

昨日の部活が終わった後―。

俺は近づく高校最後の大会を目指し、夜遅くまで練習していた。
俺が、帰る時、駐輪場に後輩の姿があった。

おそらくずっとここで喋っていたのだろう。
部活が終わったら早く帰れと何度言ってもアイツ等は聞かないな。

帰らせるように一つ、説教でも垂れるか、そう思って近づいた時だった。

「シャキーン先輩ってさーウザくない?」

俺の名前が話題に出たので、躊躇ってしまった。
どうやらあっちは俺の存在にまだ気づいていないようだ。


後輩達の会話に耳を立てた。
俺がウザいだって?何故?

665 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:48:14 発信元:122.25.4.44
彼らの話はこのようなものだった。
俺は毎日、部員を注意するくせに全然速くない。
発想が古い。空気の読めない部長。
早く辞めてほしい。


俺は言葉が出なかった。
普段あんなに仲良く接している部員は俺の事をそんな風に思っていたなんて。
それは確かに的を得ていた。
俺はそこまで速くない。部長になったのも、部員で一番堅実な性格だったからだ。

結局昨日は彼らに注意することはできなかった。

後輩の言葉が頭を巡る。
俺は部長失格だ。だが、もう俺も3年生。何も変えようがない。


だったら明日の練習は、せめて明日の練習こそは…俺を見直してほしい。
一日じゃ彼らの不満を解消することは無理かもしれない。
でも、明日から頑張れば、大会で成績を残せば部員も見直してくれるはずだ、そう俺は考えた。


668 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:50:18 発信元:122.25.4.44
だから、今日こそは必死になって走らなければならない。
だというのに、この体調。

つくづく俺はついていない。

(`・ω・´;)「ハァ…ヒュー…ハァ…ヒュー…」

呼吸がうまくできない。
頭が重い。
腕が振れない。
足が縺れてきた。

視界がどんどん悪くなっていく。


(` ω ´;)「あっ…………!!」

俺の体がついに耐えかねて、足のバランスが崩れる。
世界が逆転する。

ちくしょう…

俺は無能な部長のまま終わってしまうのだろうか…。


そこで俺の意識は完全に止まってしまった。

670 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:52:10 発信元:122.25.4.44
じゅうろく:にじゅう


( ・∀・)「ん…そろそろいいかな?」

絡みついたキスをして制服を脱がし、胸を揉む。
ピンク色のブラジャーの向こうはまだ発達途中のふくらみがあった。

从'ー'从「んっ!…///うん。お願い」

ブラのホックを外し、そのまま背中を指で擦る

从 ー*从「あっ…モララー君…くすぐったいよぉ~…」

背中、腰、尻と指先をなぞらせて、スカートのチャックに手を伸ばす。
その間もディープキスは忘れない。

从 ー*从「んんっ…んっ!」

チャックを開き、スカートを下す。
その下にはブラと同じ柄の可愛い下着が。

ちょっとだけはみ出る尻がまた俺の性欲を震い立たせる。

672 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:54:21 発信元:122.25.4.44
俺は放送委員という立場を利用して、彼女の渡辺と放送室で愛し合っていた。
放送室のカギはちゃんと掛け、誰も入ってこれないようにした。
これで俺らの逢引は誰にもばれる事は無い。

その薄い生地の上から彼女の秘部を中指で擦る。
少しだけ湿っている。
どうやら彼女もまんざらでもないようだ。

从 ー*从「あっ…!やぁ…!」

彼女の漏れる声がたまらない。
俺もそろそろ我慢の限界だ。

彼女のパンツをずり下ろし、カーペットに仰向けにして寝かせる。
性器の中に2本の指を入れ、かき混ぜる。
彼女の体がビクッ…ビクッ…とうねる。

僕の指は彼女の愛液でぐっしょりと濡れてしまった。
これならもう、食べごろだろう。

675 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:57:00 発信元:122.25.4.44
( ・∀・)「そろそろ…いいよね」

从 ー*从「……うん///」

俺は自分のズボンのチャックを外し、カチコチになった男性器を出す。
ゴムは付けない。だって付けると気持ちよさが半減してしまう。

彼女の性器に俺の性器をゆっくりと近づける。















続きが読みたい方は、月額315円コースにご入会して下さい。


678 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 01:58:21 発信元:122.25.4.44
行為は正常位、騎上位、バックと流れていった。

バックの時、俺達は、放送機材にもたれかかり、行為に励んでいた。
その時、その時だ。
彼女がうっかりボタンに触れてしまったんだろう。

放送機器の電源を押してしまった。
そして、運悪くも彼女はマイクの音量調節つまみに掴んでいた。

( ;・∀・)「あっ、おい!やばい!!」

いかん。腰が止まらない。そして、手が届かない

从 ー*从「ああっ!///いいよ~中に…!!出してもっ!」

( ;・∀・)「ちげーよ!そっちじゃねぇ!!」

まずい!!彼女の淫れた声が校舎に…!!




( ;・∀・)「やめろおおおおおおおおおおお!!」

俺はイった。


彼女の外で。

684 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 02:00:55 発信元:122.25.4.44
じゅうろく:にじゅうよん



(´・ω・`)「おまたせ。」


从゚∀从「あっ…!お、おっせーよ!」

(´・ω・`)「ん?泣いてるの?」

从゚∀*从「ばっ!ちげーよ!欠伸だ欠伸!お前があまりにも遅いから欠伸が出ちまってたんだよ!」

(´・ω・`)「ああ。それは申し訳ない」

ほっんとにコイツは…もう。
いっつもそうだ。俺がいろいろ迫っても鈍すぎて気付きやしねぇ。

あ~…何でこんな奴を好きになったんだろう。

(´・ω・`)「じゃあ、行こうか。」

ショボンが鞄を拾い上げる。

駄目だ。行っちゃ…駄目だ。
俺はショボンの制服の裾を掴んだ。

从゚∀从「ショボン!!」

686 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 02:01:58 発信元:122.25.4.44
(´・ω・`;)「わっ!びっくりしたぁ!なんなのさ」

言うのか?言っちゃうのか俺?

从゚∀从「実は…俺…」

言うんだ。今言わないとこれからもずっと言わないままで終わってしまう。
初めて声をかけられた時の事、
1年の頃、一緒に遠足や文化祭、体育祭を楽しんだ事、
東京に行くって言われて、悲しかった事

全部言うんだ。


从゚∀从「俺…!!」

688 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 02:03:36 発信元:122.25.4.44
じゅうろく:にじゅうはち



( ^ω^)「お?もうこんな時間かお?」

ずっとトランペットを鳴らしていたので、時間を見るのを忘れてしまった。
そろそろ切り上げないと、ミーティングに間に合わなくなる。

( ^ω^)「…じゃあ最後に、1回だけ課題曲を通すお」

僕はすぅっと深呼吸を1回だけした。

トランペットを構え、目を閉じる。

あの海へ。

あの海の向こうへ。

どこまでも果てしない水平線の向こうへ





届け。




691 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 02:04:48 発信元:122.25.4.44
じゅうろく:さんじゅう




ア(` ω ´;)

ア( <●><●>)

ア('A`)

ア从゚∀;从

ア(´・ω・`)

ア从 ー*从

ア( ;・∀・)





694 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 02:05:49 発信元:122.25.4.44
(`-ω-´;)「うっ…うう…」

うるさい音が耳に響く。
何の音だ一体…。

(`・ω・´;)「はっ!……あ、あれ?」

俺は混沌の世界から目を覚ました。
まだ視界は揺らいでいるが、俺の周りにたくさんの人が集まってくれているのは確認できた。
集まっていたのは部員だった。
1年も2年も3年もみんな。昨日あれほど愚痴を言っていた彼も僕の元へ集まっている。

俺が目を覚ますとみんな涙ぐみながらも喜んだ。
よかった。心配した。
そんな声が飛び交った。

そうだ…。俺は気分が悪くて気を失って…。

(`-ω-´;)「みんな…ごめん。迷惑をかけたな」

俺の謝罪には、今の件と、今までの件、二つの意味を込めた。
許してくれるのかはわからない。でも、今の俺にはこれしかできなかった。

697 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 02:06:55 発信元:122.25.4.44
すると、周りから
「気にしないで下さいよ!部長」
「そうですよ!私達陸上部はみんな仲間じゃないですか!」
「部長一人で背負いこまないでくださいよ!みんなでインターハイ目指しましょう!」

みんなが掛けてくれた言葉。
俺は今ならその言葉を信じれる。

(`;ω;´;)「みんな…っ!」

だって、誰一人として、俺の元に集まらなかった部員はいなかったから。

頑張ろう。また、明日から。
辛い時は仲間に頼ったっていいじゃないか。


俺はトラックの真ん中で涙を流した。


698 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 02:07:39 発信元:122.25.4.44
けたたましい楽器の音が学校中に鳴り響く。

(´・ω・`;)「ん?ごめん。なんて言った?」

从゚∀;从「……え?」

(´・ω・`;)「いや…さっきのトランペットかな?その音で何言ってるのか聞こえなかった…」

从゚∀;从「あ………」

なんだ…聞こえなかったのか。
俺…あんなに勇気振り絞ったのに…

从 ∀ 从「……いや、何でもない」

(´・ω・`)「え?いやでもさっき何か言って」

从゚∀从「なんでもねぇよ!ww」

俺は照れ隠しにショボンの背中を強く叩く。

(´・ω・`;)「痛い痛い痛い!!何何!?」

从゚∀从「気にすんな!!ほら!さっさと行くぞ!」

(´・ω・`;)「え~…気になる…」

701 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 02:08:39 発信元:122.25.4.44
(´・ω・`;)「………」

(´-ω-`)「…やれやれ」

从゚∀从「ほらカステラ喰いに行くぞ!!」

(´・ω・`)「趣旨が履き違えとるがな」

いいんだ。これで。

俺達は、まだまだ何もわからなくていいんだ。
何かがわかった時に、また…また伝えよう。

从゚∀从「あははははははははwww」




あ――――――。恥ずかしい!!


703 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 02:09:22 発信元:122.25.4.44
( ; ∀ )「……終わった」

彼は賢者の理を開いた。
彼の脳内では絶望的な世界しか広がらない。

今、目の前でへたっている女性に彼は微塵も愛が湧かず。

彼は知らない。
校内に流れたあえぎ声は、全てトランペットの音にかき消されてしまった事を。



そうとは知らない彼が、彼女を辛辣にフり、凶荒に走るのはまた別のお話である。

705 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 02:10:24 発信元:122.25.4.44
('A`)「おお~!!」( <●><●>)

鳴り響く音に反応して、窓の外を一斉に鳥達が飛び去っていく。

赤色に染まりかかった景色が一瞬にしてオレンジと黒の千鳥模様になった。
ワカッテマス君が見たかったのはこれか…。

( <●><●>*)「見ましたか?今の!?」

('A`*)「う、うん!すごかった!」

このくらいしか感想が言えない自分のボキャブラリーを恨む。

( <●><●>*)「そうですか!この素晴らしさわかってもらえましたか!」

キャッキャッとはしゃぐワカッテマス君。
眼つきはともかく、とてもいい笑顔で笑っていた。
ああ…これが友達ってやつなのかなぁ…

( <●><●>)「じゃあドクオ君!そろそろ帰りましょうか!」

709 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 02:12:50 発信元:122.25.4.44
('A`;)「え?…い、いいの?」

( <●><●>)「?…それはどちらかと言うと僕のセリフです。勉強途中のドクオ君を誘っているのですから」

勉強の事なんてすっかり忘れてた。
ただ、彼と共有したほんのちょっとの時間が楽しくて。

しかも、生まれて初めて帰ろうって言って貰えた…。

('A`;)「………」

('A`*)「じ、じゃあ、帰ってもいい?」

( <●><●>)「はい。帰りましょう。駅前においしいタイ焼き屋があるんですよ。紹介します」

('A`*)「お、う、あ…うん!!」


この日、俺に初めて高校で友達ができた。

俺もあの鳥たちのように羽ばける気がした。


711 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 02:13:54 発信元:122.25.4.44
( ;^ω^)「…どうだお…?」

自分的には最大限力を出し切った。…つもりだ。
しかし、自分ではどのくらい響いたのかわからない。

( ;^ω^)「うーん…微妙だお」

僕は自己採点を諦め、荷物を片付け始めた。
結局、よくわからない。という決着がついてしまった。


ミ,,゚Д゚彡「おい!内藤!」

後ろから不意に声が聞こえた。
とっさに振り替える。
そこには、我ら吹奏楽部の顧問のフッサール先生が立っていた。

( ;^ω^)「げぇ!!せ、先生!?どうしてここに?」

彼は、僕をスランプの池に叩き落とした張本人だ。
まさか…聞かれていたのか。

ミ,,゚Д゚彡「お前…」

やばい…またボコボコに怒られる。

714 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 02:15:33 発信元:122.25.4.44
ミ,,゚Д゚彡「良い音鳴らせるようになったじゃねぇか…!」




( ;^ω^)「……え?」

ミ,,゚Д゚彡「最後の課題曲、音程やテンポはまだまだ甘いが、音はしっかりと張れてる。内藤…頑張ったなぁ」

そんな馬鹿な。あの鬼顧問が…?

( ;^ω^)「もしかして…ずっとそこで聞いてらしたんですかお?」

ミ,,゚Д゚彡「いいや。俺はさっきまで2階の職員用のトイレにいた。だが、それでもお前の課題曲は聞こえてきたぞ!」

( ^ω^)「お……」

( *^ω^)「おおおおおっ!あっありがとうございますお!!」

ミ,,゚Д゚彡「よおし!その調子で頑張れ!コンクールまであとわずかだ!」

( *^ω^)「はい!!頑張りますお!!」

718 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 02:18:02 発信元:122.25.4.44
僕はいつの間にか、スランプを克服していたようだ。

ふと空を見ると、夕日は水平線に差し掛かっていた。



( ^ω^)「また…頑張るお。」


僕の気分が変わった。
今なら、あの海だって飛び越えて見せる。

そんな事を思った、午後4時半の出来事。


【( ^ω^)午後4時半のトランペットのようです】~Fin~

725 名前:午後4時半のトランペットのようです[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 02:33:12 発信元:122.25.4.44
以上です。長くなってすいません。
ちなみにタキツバの渡辺は、一行で笑わせろスレのよくあるネタで…はい
支援ありがとうございました!

お題は

・ドクオぼっち
・放課後
・水平線
・走る描写
でした。
推敲が全然できてなくて
ちょっとおかしな文章になってしまいました。
すいません

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