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('A`)と秘密の隠れ家のようです

584 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[] 投稿日:2010/02/17(水) 21:08:41 発信元:219.125.145.51
俺は、やってしまった。


(;'A`)「ハァッ、ハァッ」


俺は逃げる様に、自宅へと入った。


(;'A`)「俺が……やっちまった……」

(;'A`)「殺すつもりなんて無かったのに……」


そう、俺はたった今、人を殺してしまったのだ。


('A`)「全部あいつが悪いんだ、全てモナーが悪いんだ……」

586 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[sage] 投稿日:2010/02/17(水) 21:11:03 発信元:219.125.145.45
以前、モナーには百万円を貸した。
しかし返済を要求すると、あいつは

( ´∀`)「知らんモナ」

と、シラを切る始末。

そこでついカッとなってしまい、首を絞めて殺してしまった。
その感触は今も手に残っている。


モナーはしばらく前に家族や親類がいなくなり、一人のはずだ。
特に親しい友人というも、聞いたことがない。


しかしここは腐っても法治国家である。
警察も首相の脱税は見過ごしても、殺人事件は見過ごすわけにはいかないのだろう。

早速、次の日のニュースで殺人事件が報道されていた。



('A`)「逃亡生活か……」

588 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[] 投稿日:2010/02/17(水) 21:13:56 発信元:219.125.145.43
漫画であれば、何も気にせずに色々行動したりしている。

しかし漫画のように甘くないのが人生だ。
何をするにしても、人目を過剰に気にしなければならなかった。


(;'A`)「ここは大丈夫かな?」

(;'A`)「もっと遠くに買い物に行った方がいいかな?」


それはいつしか誰かに監視されている気分を生み出した。


(;'A`)「だ、誰かに見られてるよね……」

590 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[sage] 投稿日:2010/02/17(水) 21:16:01 発信元:219.125.145.52
もともと俺は精神が強くない。
その上逃亡生活ともなれば、精神に異常をきたすのは当然だった。

俺は事件から三日後に近所の精神科の病院へと向かった。


(-@∀@)「鬱田さん、鬱田ドクオさん」

('A`)「はい」

(-@∀@)「本日はどうしました?」

('A`)「実は……いつも誰かに見られてる気がして、落ち着かないんです」

(-@∀@)「そう感じる原因は何か思い当たりますか?」

('A`)「……」

(-@∀@)「?」

592 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[] 投稿日:2010/02/17(水) 21:19:10 発信元:219.125.145.86
これは困った。

確かに医者が患者のことを詳しく知ろうとするのはわかる。


しかし、今ここで話してしまったならば、明日にでも警察に連れていかれるだろう。
それは避けたい。

かといって、このままでは気がおかしくなるのも時間の問題だった。


びくびくしながら一生、生活するか。
しばらく我慢をして、解放されるか。


俺は一瞬躊躇したが、正直に話すことにした。

593 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[] 投稿日:2010/02/17(水) 21:22:17 発信元:219.125.145.47
('A`)「実は俺、人を殺してしまったんです」

(-@∀@)「ほぅ」

(;A;)「つい勢いで……でも、俺は人を……」

(-@∀@)「では、自首をなさったらいかがですか?」

(;A;)「いやですよ、ブタ箱は……」

(-@∀@)「……わかりました」

(;A;)「……? 警察に……連絡しないんですか?」

(-@∀@)「医者は患者のプライバシーを守る義務があります」

(;A;)「先生ぇ……!」

(;@∀@)「ちょっと鼻水が汚いです……」

594 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[sage] 投稿日:2010/02/17(水) 21:24:38 発信元:219.125.145.58
(-@∀@)「しかし流石に犯罪が絡むと、私には対処しきれないので、ここへ」

('A`)「ここは?」

(-@∀@)「ここは今のあなたには最適な場所ですよ」

('A`)「?」

(-@∀@)「一週間後にその場所を訪れて下さい」


医者の言葉が気にかかったが、一週間後に俺は指定された場所へと向かった。

597 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[] 投稿日:2010/02/17(水) 21:28:15 発信元:219.125.145.57
その店は大通りから一本離れた道に面した、いわゆる穴場のようだった。

意を決して店のドアを開けた。


カランカラーン


(´・ω・`)「やあ。ようこそ、バーボンハウスへ」


('A`)「あの……」

(´・ω・`)「このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。」


ここでドクオは医者から聞いた合い言葉を発した。


('A`)「そのテキーラは黒の組織の一員だ!」


すると男がピクリ、と反応して声をかけてきた。


(´・ω・`)「ようこそ鬱田さん、お待ちしておりました」

598 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[] 投稿日:2010/02/17(水) 21:32:39 発信元:219.125.145.48
('A`)「えっと……」

(´・ω・`)「事情は聞いているので大丈夫ですよ」

('A`)「ここはどういう?」

(´・ω・`)「ここは特定の人物に隠れ家を用意しています」

('A`)「隠れ家、ですか」

(´・ω・`)「はい。各地に散らばる仲間から情報をもらっているんですよ」


助かった。
何をしてくれるのか気になっていたが、まさか隠れ家を用意してくれるとは。

しかし、その申し出を受ける為、俺には一つ確認しておかねばならないことがあった。

605 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[sarutue-] 投稿日:2010/02/17(水) 22:09:25 発信元:219.125.145.88
('A`)「あの、俺……お金はほとんど持ってないんですが……」

(´・ω・`)「お金については大丈夫です。無償でなんとかします」

(*'A`)「本当ですか!」

(´・ω・`)「しかし色々と規則があるのです」


助けてくれるならば、規則なんて関係ない。

俺は男に隠すことなく、事件の全てを語った。



時折、男が警察と繋がっているんじゃないか、と不安にもなったが


(´・ω・`)


男の顔を見ていると、不思議と安心させられた。

607 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[] 投稿日:2010/02/17(水) 22:13:13 発信元:219.125.145.53
(´・ω・`)「実は私、社会心理学を専門に研究をしているんですよ」

('A`)「……どういうことですか?」

(´・ω・`)「つまり、あなたが起こした事件を、世の中の人間が完全に忘れる時間が計算できるんです」

('A`)「なるほど、その期間だけ隠れればいいんですね?」

(´・ω・`)「そうです。今回のケースだと……恐らく七年程は隠れていないと」

('A`)「な、七年ですか」

(´・ω・`)「殺人ですからね。かなり人々の記憶に残るでしょう」

('A`)「けど、人なんてすぐに忘れると思うんですが……」

(´・ω・`)「人が忘れても、警察の捜査は続くんですよ」

('A`)「そうなんですか……」

609 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[] 投稿日:2010/02/17(水) 22:16:26 発信元:219.125.145.86
('A`)「しかし七年は……」

(´・ω・`)「別に私はいいんですよ? 自首なさろうと、一人で逃亡しようと」

('A`)「そ、それは……」

(´・ω・`)「ご安心下さい。衣食住はちゃんと提供します」

('A`)「本当なんですね?」

(´・ω・`)「もちろん、無償ですから多少の仕事や外出制限はあります」

(´・ω・`)「ですが、刑務所よりは格段に良いと思いますよ」

('A`)「そう、そうですね」

611 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[] 投稿日:2010/02/17(水) 22:22:29 発信元:219.125.145.55
(´・ω・`)っ□「このメモをどうぞ」

('A`)っ□「これは?」

(´・ω・`)「明日、これに書かれた荷物だけを持ってここにいらして下さい」

(´・ω・`)「そしたら隠れ家へ案内しましょう」

('A`)「あの……」


ここで俺は気になっていたことを聞いてみた。


('A`)「聞いていいのかわかりませんが……どうしてこんなことを?」


その男は少し考えてから、口を開いた。


(´・ω・`)「私も昔ね、犯罪を犯したんですよ」

('A`)「そうなんですか?」

(´・ω・`)「その時にね、もし隠れ家があったら……と思いましてね」

('A`)「その……ありがとうございます」

(´・ω・`)「いえいえ。こちらとしても隠れ家を提供する人を選り好みしてますから」

613 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[] 投稿日:2010/02/17(水) 22:27:39 発信元:219.125.145.55
次の日から私は隠れ家へと移住することになった。

そこは高い壁に囲まれた場所だった。
壁の外に出てはいけないと言われたが、捕まる危険を侵してまで外には出たくなかった。
そして外から不審者も入ってこない分、安心も出来た。



この施設にはかなりの人数がいたが、入れ替わりも激しいようだった。


仕事もきつかったが、規則正しい生活のおかげもあり、それなりに充実した日々を過ごせた。





やがて、七年の歳月が経った。

615 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[] 投稿日:2010/02/17(水) 22:31:34 発信元:219.125.145.88
(´・ω・`)「鬱田さん」

('A`)「はい、次の仕事ですか?」

(´・ω・`)「いえ、もう大丈夫ですよ」

('A`)「え?」

(´・ω・`)「もう世間の人間に、あの事件の記憶はありません」

('A`)「ほ、本当ですか?」

(´・ω・`)「はい、警察の捜査も打ち切られています」

('A`)「本当に……ありがとうございます」

(´・ω・`)「それよりもうここに戻ってこないでくださいよ」

('A`)「ええ、例え安全であっても、流石に七年は長かったですからね」

617 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[] 投稿日:2010/02/17(水) 22:35:46 発信元:219.125.145.88
それから俺は町の中を歩き回ったが、誰からも注目はされなかった。

勇気を出して警察署の前も通ったが、何も反応されなかった。



七年の歳月は事件の記憶と共に、俺の中の不安も取り除いてくれたのだ。


('A`)「よし、俺も人の為になる仕事をしよう」



俺は、そう心に決めた。

619 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[] 投稿日:2010/02/17(水) 22:39:01 発信元:219.125.145.54
(´・ω・`)「ふぅ……」


男は誰もいない部屋でため息をついた。


(´・ω・`)「今日もこれを送らないとな」


男は『警察署宛て』の封筒の中にいくつかの便箋を入れた。

その内の一枚にはこう書かれていた。



『鬱田ドクオ モナー殺人事件犯人
       七年間服役、本日釈放』



('A`)と秘密の隠れ家のようです

END

622 名前:('A`)と秘密の隠れ家のようです[] 投稿日:2010/02/17(水) 22:42:38 発信元:219.125.145.50
'A`)と秘密の隠れ家のようです
>>584>>586>>588>>590>>592-594>>597-598
>>605>>607>>609>>611>>613>>615>>617>>619

支援ありがとうございました


さる解除されたと思って書き込みしたらさるだった時の絶望は異常


地の文の練習とか言ってる割りには地の文が少ないなwww

何かありましたらどうぞ

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ぉ、ぉもすれかったー

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