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落下戦闘のようです

432 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 23:27:30 発信元:59.135.38.147
お題もらった癖して全然アイディアが浮かばない……
その代わりと言っちゃあなんだが、恐らく現行でその内やると思う「空を飛ばない空中戦」を書いてみた。
苦手な戦闘描写の練習のつもりなんで批評や感想はウェルカムで。

一応、イメージソング
http://www.youtube.com/watch?v=YhMWD98DFb0&sns=em


433 名前:落下戦闘のようです[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 23:29:21 発信元:59.135.38.146
(;゚д゚ )「なるほどな…
      それがお前たちの意志の強さ。か……」

ついぞ、自分には手に入れる事の叶わなかった物だ。
ミルナは傷口を右手で押さえる。
この焼けついたような心地よさ。どうやら俺にも死期が近付いているらしい。
満足だ。本当に自らと同じ道を辿ってきた後輩たち。
彼らに葬られると言うのならば本望だろう。

だが……

俺にもまた、意地がある。故に……
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
( ゚д゚ )「ふふふ…礼を、言うぞ…お前たち。特にギコ。よ……」

(,,メ゚Д゚)「気持ちわりぃンだよ。今更、命乞いか?」

( ゚д゚ )「ククク。違うな。これで、心置きなく、」


435 名前:落下戦闘のようです[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 23:32:02 発信元:59.135.38.146
ξ;゚⊿゚)ξ「ミルナ貴方…!?」

ミルナの宣言。つまり今までの誘拐から始まった戦い自体が
無意味だと言っているのだ。
ミルナ自身を生贄として召喚。この惑星「ニュー速」において
最強を自他共に認めていた最強の騎士。それを生贄にしての召喚だ。
何が出てくるかなど予想さえつかない。

(;'A`)「こ、こいつは…」

(;^ω^)「それだけは、召喚だけはさせないお!!」

ざわめく後輩たちを目に不敵な笑みを浮かべるミルナ。
その訳に最初に気づいたのはクーだ。

川;゚ -゚)「…すでに召喚の詠唱が済んでいる!?
     貴様!!いつの間にこんな芸当を!?」

( ゚д゚ )「お前たちとの戦いの最中に…な?」

あれだけの激しい戦いの中にあってもなお余裕を見出すミルナ。
間違いない。この先にも後にも、彼を超えるものは現れないだろう。

436 名前:落下戦闘のようです[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 23:33:30 発信元:59.135.38.141
それだけの力を持ちながら、いや、それだけの力を得てしまったが故に、
彼は必勝の肩書きを与えられた。常人には耐えがたいその肩書故に、
狂気に身をゆだねた。故に、彼女は存在を奪われなければならなかった。

しぃ。

(,, Д )「させるかよ。…テメェにこの世界を壊させる訳には
     しぃの帰ってくる場所を壊させる訳には……」

(,#゚Д゚)「いかねェンだよ!!」

ギコが騎士になった訳。それは幼き日の彼女との約束を果たすため。
彼女が無限虚無へと消えた今、叶う事は永遠にない。
それでも、この男だけは、ギコだけは、彼女の最後の言葉を信じていた。

「絶対、約束は、守るから…だから待っててね?」

「ただし、私がおばあちゃんになってっても、私が赤ちゃんになっていても
 小鳥になっていても、お魚になっていても、機械になっていても、」

「わかってる!!お前がたとえ今と違うお前でも!!俺は気づいてみせる!!
 何があろうとも、お前の帰りを待ってってやる!!だから、だから!!」

「必ず!帰って来い!!」

438 名前:落下戦闘のようです[] 投稿日:2010/02/07(日) 23:37:15 発信元:59.135.38.150
男は愛する女のために、たった一つのか細い約束のために
リノリウム製のをける。硬質な床の上を駆ける足音に混じりながら
友の声が聞こえる。ギコはそれに答えを返す。その単語は即ち…

(,,゚Д゚)「ついてくるな!!俺は死なない!!」

全力中の全力。とうの昔に限界を迎えていた筋肉が、神経が、細胞が、
悲鳴を上げる中。ミルナへと疾走するギコ。
その眼にはもはや人間としての理性などはなかった。
ただ、意地でも約束を守るというわがまま。それだけだ。

( ゚д゚ )「こい!!大事の前の小事だが、貴様とは一度決着をつけねばならないと
     思っていたのだ!!全力をぶつけてこい!!」

(,,゚Д゚)「黙れ!!そして死ねぇぇぇええええ!!」

ミルナから放たれる殺気の塊をアクセルブレイドで斬り裂きながら、
ギコはまっすぐにミルナに肉薄してゆく。

(,,゚Д゚)「オラァァァアアアアアア!!」

衝突。だがギコの疾走は止まらない。
アクセルブレイドの推力を生かしてそのまま引きずるようにして走り続ける。

441 名前:落下戦闘のようです[] 投稿日:2010/02/07(日) 23:41:39 発信元:59.135.38.146
ξ゚⊿゚)ξ「ギコ!!」

('A`)「あの野郎。本気だぜ…。どうあっても仕留めるつもりだ」

ドクオの呟き。それはこの場にいた全ての人物が感じたことだ。
ギコが走り続けるその先には巨大な展望スペース。
この地上50階を超すタワーから落ちれば例え、ミルナと言えども
助からない。それを見越しての突撃。
しかし

ξ゚⊿゚)ξ「でも、ミルナが落下中に召喚術を発動させたら、
      何の意味もないのよ!?」

(#'A`)「だからだよ!!あの野郎、自分ごと一緒に堕ちて、
    確実に息の根を止めるつもりなんだ!!」

そう、ギコの狙いは唯一つ。このまま一緒に転落して地面衝突までミルナに
召喚術を使わせないこと…ミルナさえしとめられれば良い。

そのために、一番確率が高い選択をしたのだ。

ξ;⊿;)ξ「…そんな……だめよ!!」

ツンの叫び。しかしそれはもうギコには届かない。

443 名前:落下戦闘のようです[] 投稿日:2010/02/07(日) 23:44:01 発信元:59.135.38.141
(,,゚Д゚)「破ッ!!」

ξ;⊿;)ξ「ギコ!!」

そして空中に踊りだすギコとミルナ。
ついに誰も邪魔しようがない場所での最終決戦が始まる。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

(,,゚Д゚)「ここなら誰の邪魔もはいらねぇ…テメェの命!!
     この俺が、今、ここでもらう!!」

舞い落ちるガラス片の中ギコがアクセルブレイドの推力で空中を駆け抜ける。
分厚い日本刀のような形状の刀身。その背からジェット推進力を乗せて
唐竹割に斬りつけるギコ。縦に回転する車輪の様な斬撃だが、
それもミルナの前には児戯に等しい。

( ゚д゚ )「さかしいな!!」

ギコのものより数段旧式のカートリッジ型のアクセルブレイドで迎撃するミルナ
刃と刃が衝突し、同時に七つの炸裂音が響く。
ミルナの持つアクセルブレイドが文字通り火を噴いたのだ。
完全に見透かした反撃!!
ギコはその攻撃に踏ん張れずに弾き飛ばされる。

444 名前:落下戦闘のようです[] 投稿日:2010/02/07(日) 23:46:08 発信元:59.135.38.144
(,,゚Д゚)「ぐッ!」

( ゚д゚ )「旧式だから空中戦の経験がないと思ったか!?」

アクセルブレイドでの戦い。それは、空中戦と言っても過言ではないのだ。
騎士学校では旧式のアクセルブレイドでの空中戦は皆無だとうたっているが
実際には、裂薬式の頃から度々、空中戦は行われていた。
むしろ、今のセーブされたアクセルブレイドでは戦いにくいとすらミルナには思えた。

( ゚д゚ )「教えてやる。アクセルブレイドの使い方をな!!」

一瞬でカートリッジを交換しミルナはトリガーを引ききる。
盛大な爆発音と共にミルナが空中を走り抜ける。
その様は、離れていれば落下する二人の男が互いにもみ合って居る様にも思えるだろう
だが、実際には完全に自身の制御がきかない空中での格闘戦だ。
弾かれては互いにぶつかり合う。
それは恋愛にも似た命を捨てたコミュニケーション。

(,,゚Д゚)「貴様のせいで!!しぃは!!」

ガラス張りのビルの壁面を足場にギコが駆け上がる。その手に持つ剣は
深く突き刺さり、その切れ目から膨大な推進力が吹き出る。

( ゚д゚ )「そうだ!!だからどうした!!憎いか!!殺したいか!!」

446 名前:落下戦闘のようです[] 投稿日:2010/02/07(日) 23:48:59 発信元:59.135.38.149
それに対し、ミルナは裂薬の一吹かしで空中から斬りかかる。

( ゚д゚ )「やれるものなら殺して見せろ!!
     ランクF、ギコ・ハニャーン!!貴様に俺を殺せるか!!」

再び衝突、下段からの斬り上げと、真下への切り落としが互いにつばぜり合う。
火花を散らしながら二人の男が落下してゆく。

(,,゚Д゚)「最弱で……何が悪い!!」

一瞬の間の出来事。ギコは推力を完全に遮断する。
その結果、完全にミルナに押される形になるが瞬時に方向をかえて
再び推力をフルスロットルに持ち込む。その結果、今度はギコが真上を
取る形になる。空中でのマウントポジション。
完全ではないがギコにとって最も有利なポジションだ。
そこからの完全に力任せの連続打撃。そう、もはやギコの剣捌きには
斬るという概念がない。全力でミルナに刀身を叩きつけ続けるギコ。

(,,゚Д゚)「うぉぉぉおおおおおおおお!!」( ゚д゚ )

そのただ力任せなギコの攻撃にミルナもまた同じように応じる。

453 名前:落下戦闘のようです[] 投稿日:2010/02/08(月) 00:01:11 発信元:59.135.38.148
激しい打ち合いの最中にも、二人の男の問答は続く。

(,,゚Д゚)「おれは!!弱い!!
     ツンの様に人を癒せない!ドクオの様に舌も頭も回らない!
     ブーンの様に!召喚も使えない!クー様に地位も権力もない!!」

「けど!アンタみたいに道を踏み外しはしない!!」

一瞬のすきを突き、再びミルナが上をとる。今度はギコの様に乱暴なだけの打撃ではない。
インパクトの瞬間に火薬を爆発させた重い、重い斬撃だ。

( ゚д゚ )「俺とて!好きでこうなった訳ではない!!」

三度の斬撃と爆発音の後、ギコの腹に鋭い蹴りが入る。まだ一発残っている弾倉をミルナは
ほおり投げ、新しいものに取り換えてギコに肉薄する。

( ゚д゚ )「貴様に分るか!?常に勝利者でなければならない者の気持ちが!!
     勝つのが当たり前になると言う事はな!!
     負ければ!!己の存在理由を否定されると言う事だ!!」

ミルナの苦しみ。それは至極当然でありながら、一度始まれば抜けられぬ
無限地獄のようなもの。しかし、そんなものはとギコは思う。

455 名前:落下戦闘のようです[] 投稿日:2010/02/08(月) 00:02:39 発信元:59.135.38.145
(,,゚Д゚)「だとしても!それがアンタの行動を肯定することにはならない!
     同情はする!!」

再びつばぜり合い。ギコはミルナの顔が、瞳が、その奥の心までがが見えるような
距離で必勝と呼ばれた男に己の意地をぶつける。

(,,゚Д゚)「あんたのやった事は!!ただの子供のわがままだ!!」

全推力を総動員してミルナを弾き飛ばす。そのまま互いに向き合い
今度は、力押しでの打ち合いに持ち込む。

(,,゚Д゚)「アンタほどの男なら!幾らでも!!変えられたはずだ!!」

一合、二合、三合、ギコは推力に身を任せて舞うような剣劇を見せる。
ダンス・ダマスクス・ダントリオン。(D.D.D.)今まで数々の戦いで
勝利をもたらした師匠直伝の必殺剣。これで倒せなければ、
体ごと、命ごと、ミルナを地獄に送らなければならない。

(;゚д゚ )「黙れ!!貴様は何も知らない!!
      法王庁がどれだけ腐っているかも!!騎士団の内情も!!」

すべてを見たミルナの判断。それが法王庁の打倒だった。
だとしても、ならばなおさら、関係のない人たちを巻き込むべきではなかったのだ。

458 名前:落下戦闘のようです[] 投稿日:2010/02/08(月) 00:04:35 発信元:59.135.38.146
(,,゚Д゚)「アンタは、道を踏み外したんだ!!
     関係ない人を巻き込んだ時点でな。そしてッ!!」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

一度、道を踏み外した人間は二度と元の道には戻れない。
そう。今の落ちゆく俺たちの様に!!

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

連続の突き、そのとどめをギコはあえて外し、ミルナの上をとる。

(,,゚Д゚)「アンタは今も迷いがある!!」

ギコの看破。そう、それこそが最弱が必勝に牙を剥けた訳。
今もミルナは迷っている。それはギコも同じだ。
しかし、二人のそれは圧倒的にまで違う。
戦いへの迷い
命を捨てる事への迷い
ギコは戦いを肯定している。その上で生き残る術を見出そうとしているのだ。

460 名前:落下戦闘のようです[] 投稿日:2010/02/08(月) 00:05:58 発信元:59.135.38.141
どちらが勝つかなど一目瞭然だった。
残りの高度は大体10mを切っただろう。となれば、次が最後の一撃になる
心の中で愛しき人へと謝罪するギコ。これでは勝っても負けても死んでしまう。
だが、だからこそ。
ギコは勝ちにいく。希望を捨てないために。生き残るために。

(,#゚Д゚)「いってよォしッ!!!!」

ミルナを地面に串刺しにするために、ギコは体ごと突進しながら突きを繰り出す。
風を斬り裂きながら、突進するギコ。しかしその一撃はミルナの
アクセルブレイドの腹に受け止められる。旧式故に、ミルナのアクセルブレイド
の刀身は非常に分厚くギコの一撃では弾き飛ばすこともかなわない。

(,, Д )「う…ああぁぁぁぁぁああああああ!!」

しかし、ギコは諦めなかった。アクセルブレイドのグリップを強く握りしめて
全力で捻りあげる。刀身からギコ本人をも焼きかねない凄まじい
推力が吹き出しミルナを地面へ叩きつけようとする。
その時、奇跡が二つ起こった。一つは限界を超えた二つのアクセルブレイドが
壊れたこと。もう一つはミルナのアクセルブレイドの火薬に引火したことだ。

互いに激しい使い方をしてきたため二人の剣はすでに耐久限界を超えていた。
そのため、ミルナの剣は刀身が、ギコの剣は推進装置のリミッターがそれぞれはじけ飛ぶ。
結果、ミルナの体をギコの剣が突き刺し、そして……

463 名前:落下戦闘のようです[] 投稿日:2010/02/08(月) 00:08:24 発信元:59.135.38.143
突き刺した刀身から漏れ出た膨大な熱量が、ミルナのアクセルブレイド用の
火薬に引火したのだ。そして、ギコはいまだ高速で落下している。

そのため、「爆風はギコを避けて真下へのみ効力を発揮」した。

鈍い衝撃音。しかし、それは絶望を呼ぶものではない。

それは…

(,,゚Д゚)「……生きて…やがる…」

それは、ギコが呼び寄せたのだろうか?それとも…ミルナが呼び寄せたのだろうか?
それはわからない。だが、ギコは…生きている!!

ギコは爆発と落下の衝撃でもはや原型を止めていないミルナを見る。

(,,゚Д゚)「アンタは道を踏み外した。
     けど…俺はアンタを悪とは、呼べない。なぜだか、わからないけど……」

それはギコの独白とも取れた。だが、きっとミルナは聞いている。
そう、ギコは思った。



戦闘終わり。

468 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね[] 投稿日:2010/02/08(月) 00:15:37 発信元:59.135.38.143
まとめ。

>>433-436>>438>>441>>443-444>>446>>453>>455>>458>>460>>463

終わったぜ……久しぶりで手がgkbrしたwww

とりあえず、批評お願いします。それとフライングしたイケない早漏様、サンクス。
精進します。

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