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( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです

364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/04(金) 23:47:10.69 ID:VC/N896W0
ギコは立ち止まった。そこには彼の名前の表札が置いてあった。

玄関前には、小さな鉢植えが並んでいた。全く、人気の無い山奥に家を建てるなんて、とんだ物好きだ。

ギコが固まったまま辺りを見回していたが、不意にドアが開かれ、声を上げてしまうところだった。

( ・∀・)「おはよう」

(,,゚Д゚)「ああ、で、用って何だ? 急に呼び出して」

( ・∀・)「いいじゃないか、休日だし」

おずおずと靴を脱ぎ、モララーに続くギコ。短い廊下を渡り、ドアを開けた。洋室だった。

ギコはテーブルに添えられた木の椅子に座るように言われた。

( ・∀・)「どうやら、またお客さんが来たみたいだよ」

ピンポーン

無機質な音がこちらの部屋まで伝わってくる。しかし、外の奴が来るなんて聞いてないぞ。

(´・ω・`)「やあ、おはよう」

僕はショボンも招いた。もう少しすれば、きっと彼も――。

(,,゚Д゚)「で、そろそろ言って欲しいな。用件を」

( ・∀・)「もう少し待っていてくれ。そう、あと――」

365 名前:( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです [] 投稿日:2009/12/04(金) 23:48:09.24 ID:VC/N896W0
ピンポーン

言いかけたとき、また無機質な音が部屋に響いた。

( ・∀・)「来たみたいだね。最後の1人が」

奴が部屋から出て行った。あんな奴、目にも入れたくない。僕の怪訝な顔をみた彼が、口を開いた。

(,,゚Д゚)「おい、どうしたショボン?」

(´・ω・`)「いや、何でもないんだ、だけど――」

僕がそう言いかけたとたん、ドアが開いた。

( ^ω^)「おはようだお」

また、彼も奴の『犠牲者』だった。まったく、何が目的なんだ?

(,,゚Д゚)「なあ、そろそろ説明してくれよ」

( ・∀・)「ああいいさ、役者は揃った。説明してやる」

( ・∀・)「本当にお前達には済まないと思っていた。だから今日、皆を集めたんだ。」

(´・ω・`)「ちょっといいかい、モララーくん」

ショボンが口を挟んだ。何を言うつもりなのだろう。

(´・ω・`)「こんな言い方しちゃ悪いけど、僕たちは君の、そう――」

367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/04(金) 23:49:10.91 ID:VC/N896W0
ショボンは口ごもっていた。

無理もない。彼は俺たちが『犠牲者』という立場であることを説明したいのだろう。

(,,゚Д゚)「俺たちは、あんたの『犠牲者』なんだ。なあ、そう言いたいんだろう?」

ショボンが力無く頷く。

(,,-Д-)「思い出したくはない。あの日の事を。忘れることはないさ――」



――12年前――

(#゚Д゚)「どういうことだ! どういうことだ! モララー!」

部屋の中で叫ぶギコ。目の前の紙切れには、恐ろしい文字が並んでいた。

『モララー様からのお支払いが困難な状況にあるため、ギコ様から借金5000万円を――』

読みたくなかった。信じたくなかった。あいつの事だったから。何で、何で――

電話をしても当然のごとく繋がらなかった。調べたら、被害者がもう2人いた。

同級生の(´・ω・`)ショボンと、( ^ω^)ブーンだった。

368 名前:( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです[] 投稿日:2009/12/04(金) 23:50:10.39 ID:VC/N896W0
――2年前――

(,,-Д-)「成功した、か」

( ^ω^)「みたいですお」

(´-ω-`)「これも、運命だったのでしょうか」

『被害者』の3人は、事件から3年後、貿易会社を設立。円高の波に乗り、巨額の利益を得ていた。

彼からの借金はとっくの昔に返せていたが、心の傷は、癒える事は無かった。

その1ヵ月後、首都を大地震が襲った。建物は無惨な姿にされ、死者は2000人を超えるとさえ言われた。

(#゚Д゚)「くそっ、何で、何で、認めない、俺は認めない」

彼らの貿易会社は潰れ、預金で食いつないできた。

(´・ω・`)「これから、どうなるんだろう」

( ´ω`)「また、あの頃の生活に戻るのかお」





ギコは振り返った。思い出したくなかった。彼の元に、また『手紙』が届いた。

それも、あのとき同様に、『不幸の手紙』だったのかもしれない。

369 名前:( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです[] 投稿日:2009/12/04(金) 23:51:19.71 ID:VC/N896W0
この手紙によって、今日、4人は再び顔を合わせた。

( ・∀・)「だから、せめてもの罪滅ぼしに今日君たちを呼んだんだ」

罪滅ぼし、だって?ブーンは耳を疑った。彼は悪くない。

僕は、自覚している。人が良すぎるって。だけど僕にはできない。人を疑うなんて。

しかし、彼は次の瞬間、耳を疑った。



( ・∀・)「賭けをしようよ。もちろん、大金を」



(´・ω・`)「なにを言っているの、賭けなんてやめようよ」

僕の言ったことに、返答は無かった。賭けなんて騙される、また。

( ・∀・)「残念だけど、これは命令だ」

奴は手元のリモコンを取り出し、テレビを映した。そこには、1万円札が山のように積まれていた。

( ・∀・)「これは2億円だ。説明するまでもないだろうが、僕のお金だよ、今はね」

( ・∀・)「僕は前、皆から5000万円を奪った。合わせれば1億5000万」

( ・∀・)「そして、僕の分の5000万円だ」

370 名前:( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです[] 投稿日:2009/12/04(金) 23:52:42.19 ID:VC/N896W0
『僕の分』だって? どういうことだ。あの金は何の為に――

(´・ω・`)「まさか、この金で賭けをしろと!?」

( ・∀・)「その通り」

(#゚Д゚)「それのどこが罪滅ぼしなんだよ!」

( ・∀・)「負けても金は手に入るんだ。有耶無耶になるよりいいだろ? 決まりがつくほうが」

(#^ω^)「そんな事をしてまで僕はお金なんか欲しくないお! 帰るお!」

( ・∀・)「帰りたければ帰ればいい。手取りが増えるだけだ。そうだろう? 皆さん」

動けなかった。動けない自分が情けなかった。でも、欲しいんだお金が。いつの間にか口が動いていた。

(,, Д )「その賭け――乗ってやるよ」

(#^ω^)「ギコさん!」

(´-ω-`)「僕も、乗るよ」

(#^ω^)「こんな事、やめるお!」

(#゚Д゚)「帰れ」

( ^ω^)「ど、どうしたんだお」

(#゚Д゚)「賭けに乗らないなら、帰れ」

371 名前:( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです[] 投稿日:2009/12/04(金) 23:53:59.03 ID:VC/N896W0
(#^ω^)「もう勝手にしろお! 見損なったお!」

ドアが大きな音を立て、閉められた。奥から笑い声が聞こえた。

(#^ω^)「絶対、絶対やめさせるお!」



( ・∀・)「もういいかい、みんな」

(,,-Д-)「ああ、好きにしてくれ」

(´-ω-`)「――」

( ・∀・)「ドクオ君。出番だ」

('A`)「ディーラーをさせて頂きます、ドクオです。それではルールを説明します」

奥から小柄なドクオと呼ばれた人物が出てきた。恐らく彼がディーラーだろう。

モニターには依然2億円が映っている。これを3人で取り合うのか。ショボンの体に鳥肌が立った。

('A`)「お一人様、50枚のチップ、1枚100万円です」

(,,゚Д゚)「ひゃ、百万円だと!?」

(´゚ω゚`)「百万だって!?」

372 名前:( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです[] 投稿日:2009/12/04(金) 23:55:15.29 ID:VC/N896W0
( ・∀・)「ドクオ君、1人棄権者が出た。チップの枚数を計算し直してくれ」

ドクオは数秒間考え、喋った。

('A`)「1人につき16枚追加、計66枚です。」

ギコは頭の中で計算した。66×3を。数十年間も計算をしていない彼の頭では、数十秒を要した。

(,,゚Д゚)「おい、残りの2枚はどうなるんだ?」

2枚で200万円。見逃す訳が無かった。

('A`)「私の物です」

(´・ω・`)「どういうことだい? ドクオ君」

('A`)「ディーラーですから」

彼はそう言った。ブーンのチップが手に入った事もあり、皆それには黙っていた。

('A`)「このゲームは、『じゃんけん』です」

(#゚Д゚)「はあ? 巫山戯けんのか?」

('A`)「このゲームは3種類のカードを使用します」

ギコの言葉には耳を傾けず、喋り続けた。

374 名前:( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです[] 投稿日:2009/12/04(金) 23:57:31.64 ID:VC/N896W0
彼の話を纏めると、こういう形になる。

お互いに、自分のチップが配られる。プレイヤーはグー、チョキ、パーの3種類のカードを10枚ずつ渡される。

ゲームは30回行われる。つまりカードを使い果たすということだ。

グーに勝つと相手から2枚、チョキには6枚、パーには10枚チップが貰える。

1人が勝った場合は2人分獲得でき、2人が勝った場合は2人で山分けとなる。ただし、

('A`)「あいこになった場合は皆さんから3枚ずつチップを私が貰います」

(´・ω・`)「900万もだよ! ひどすぎる!」

('A`)「ディーラーですから」

またその言葉か。俺は半分呆れてしまった。

( ・∀・)「まあいいじゃないか、そのぐらい」

彼の一言で、また静まりかえった。チップがゼロになった時の事など、このときは考えてもいなかった。

ドアの入り口に1番近いモララー、その右のショボン、モララーの向かいのギコ、そしてモララーの左の空席。



ゲームは始まった。


376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 00:00:26.78 ID:rsSKrSK70
('A`)「カード、オープン」

俺は負けない。絶対に。欲にくらんだ奴らはパーを出す。俺はチョキだ。

(´゚ω゚`)「とりあえず1本、貰っちゃうよ」

勝てる。俺は確信した。しかし、現実は違った。

('A`)「モララーさん、グー。ショボンさん、パー。ギコさん、チョキ。よって引き分け」

機械的な声でドクオが読み上げた。こんな状況になっても無表情でいられる彼こそが、賭けの王者なのかもしれない。

今度は、今度こそはパーで成功するはず。ショボンはできるだけ無表情でカードを出した。

しかし、またもギコは見破っていた、ショボンのカードを。無表情とは、限りなく難しいものである。

この中で、1番無表情だと言えるのはモララーであった。彼はしきりに時計をいじっているものの、顔に文字は一切出ない。

('A`)「カード、オープン」

('A`)「モララーさん、グー。ショボンさん、パー。ギコさん、チョキ。よって引き分け」

同じだった。ドクオのポケットに9枚のチップが入る。

ギコは考えた。3連続は無いはずだ。今度こそ、今度こそ。

('A`)「カード、オープン」


377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 00:01:47.46 ID:VC/N896W0
('A`)「モララーさん、グー。ショボンさん、パー。ギコさん、チョキ。よって引き分け」

(#゚Д゚)「嘘だ! イカサマだ!」

(´・ω・`)「落ち着こうよ、ギコ君」

(#゚Д゚)「じゃあ説明しろよ! なぜ同じ手ばかりなんだ!」

( ・∀・)「じゃあこちらからも聞こう。君こそなぜ3連続出し続ける?」

ギコは黙って席に着いた。

('A`)「カード、オープン」

('A`)「カード、オープン」

('A`)「カード、オープン」

4ゲーム目はチョキ、パー、パー、でモララーの勝ち、5ゲーム目はチョキ、グー、パーで引き分け、6ゲーム目もチョキ、グー、パーで引き分けとなった。

( ・∀・)チップ71枚、グー7枚、チョキ7枚、パー10枚
(´・ω・`)チップ41枚、グー8枚、チョキ10枚、パー6枚
(,,゚Д゚) チップ41枚、グー10枚、チョキ7枚、パー7枚
('A`)  チップ47枚

378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 00:03:28.60 ID:rsSKrSK70
10ゲーム目終了後

(´;ω;`)「勝てない、勝てない勝てない勝てない勝てないかてないかてないかてないかてないカテナイカテナイカテナイカテナイ」

ショボンは泣き崩れていた。ゲームが始まってから、彼は1勝もしていない。

それに対し、モララーは大きく引き離したトップに、ギコも僅かながらショボンには勝っていた。

( ・∀・)チップ71枚、グー5枚、チョキ5枚、パー7枚
(´・ω・`)チップ10枚、グー6枚、チョキ7枚、パー4枚
(,,゚Д゚) チップ38枚、グー5枚、チョキ7枚、パー5枚
('A`)  チップ81枚

(´;ω;`)「僕は、僕は――」

本当ならばあの時の5000万円なんて、もうどうでもよかった。だが、モニターの2億円への欲望には敵わなかった。

(´゚ω゚`)「勝ってやる。勝ってやるともさ!」

ショボンはパーを選んだ。この状況で捨て身に出るとは思わないだろう。さあ、後の2人は何を選ぶか。

(#゚Д゚)「負けないさ、俺だって」

( ・∀・)「読めたよ、カード」

モララーは黙って、ショボンにVサインを見せつけた。しかしショボンには、それがチョキにしか見えなかった。

(´;ω;`)「うわあああああああああああああああ」

('A`)「カード、オープン」

379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 00:04:43.44 ID:rsSKrSK70
('A`)「モララーさん、チョキ。ショボンさん、パー。ギコさん、チョキ。よってモララーさんとギコさんの勝ち」

(´;ω;`)「ゼロだ、もうゼロだ」

彼はまた泣き崩れていた。自分は、負けたんだ。彼は小さな声で何度も繰り返した。

そんな彼に、モララーが手を差し延べた。

( ・∀・)「立ちなよ」

(´;ω;`)「ああ、ありがとう。そして、すまない」

彼がよろけながら立ち上がった瞬間だった。



グシュリ



嫌な音、としか表現できなかった。

テーブルの角には、モララーによって押さえつけられていた後頭部が潰れたショボンが居た。

(#゚Д゚)「なんだよ、なんだよ一体! おいお前! どんすうんだよ!」

ギコがドクオに怒りをぶつける。ショボンは、恐らく即死であろう。

このゲームでチップを全て失った者は――死ぬ。

380 名前:( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです[] 投稿日:2009/12/05(土) 00:08:16.54 ID:rsSKrSK70
('A`)「ショボンさんがゲームを脱落しました。残り2名、残り16ゲームです。」

( ・∀・)チップ76枚、グー5枚、チョキ4枚、パー7枚
(´・ω・`) 脱落
(,,゚Д゚) チップ43枚、グー5枚、チョキ6枚、パー5枚
('A`)  チップ81枚

ショボンの遺体は綺麗に片づけられていた。あの机の角も綺麗に拭かれ、その輝きを一層増していた。



(,,゚Д゚)「ど、どういう事だよ――」

( ・∀・)「お前の運が悪いだけさ」

ギコはモララーに3連続で負けていた。それも、グー、チョキ、パー1回ずつで。

(,, Д )「残り13ゲームを、25枚で、か――」

(#゚Д゚)「やってやるよ、この俺が」

( ・∀・)「いい度胸だ。じゃあ、続きを始めよう」

( ・∀・)「ドクオ君」

('A`)「はい、それでは18ゲーム目を行います。」

382 名前:( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです[] 投稿日:2009/12/05(土) 00:10:05.15 ID:rsSKrSK70
―――30ゲーム終了後

(,,゚Д゚)「生き残った――か」

( ・∀・)チップ77枚、グー0枚、チョキ0枚、パー0枚
(´・ω・`) 脱落
(,,゚Д゚) チップ23枚、グー0枚、チョキ0枚、パー0枚
('A`)  チップ101枚

('A`)「全30ゲームが終了致しました。勝者はモララーさんです」

そんなことはどうでも良かった。生きて帰れる。それが幸せだ。

( ・∀・)「素晴らしい、素晴らしいよギコ君」

(,, Д )「――」

話す気にもなれなかった。生き残った、それだけで十分だった。

383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 00:11:52.89 ID:rsSKrSK70
( ・∀・)「君にいいことを、3つ、教えてやるよ」

(,,-Д-)「何だ、一体」

( ・∀・)「1つ、このゲームは僕が操った」

(,,゚Д゚)「お前が、操った?」

( ・∀・)「君だって知っていただろう? 僕の時計をいじる癖」

(,,゚Д゚)「ああ、それがどうかしたのか?」

( ・∀・)「あれは実はモニターでね、丸見えだったよ」

くそっ、彼はそう思った。ショボンが死んで、自分が生き残った事も操っていたと思うと。とても恐怖だった。

( ・∀・)「2つ、彼は凄腕の名医である。ショボンは死んでいない。彼の処置によって」

彼が助かった、と聞いて安心した。しかし、無傷の自分に罪悪感を感じた。

( ・∀・)「3つ、彼は同時に凄腕の殺し屋でもある」

『殺し屋』。そんなの名前しか聞いたことはなかったが、実在した人物を見たのは初めてであった。

( ・∀・)「ちなみに、あいこの回数が多かったのは、彼のチップが報酬の条件の1億円だったからさ」

(,,゚Д゚)「報酬? 何のだ?」

( ・∀・)「ショボン君の治療費や――君の殺害費用」


384 名前:( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです[] 投稿日:2009/12/05(土) 00:13:06.73 ID:rsSKrSK70
('∀`)「ヒヒヒヒヒ、ようやく出番のようですね」

今まで無表情だった顔が気味悪い笑顔へと変わる。

( -∀-)「2億円分、十分楽しませて貰ったよ」

(,, Д )「やめろ、やめてくれ」

(#^ω^)「やめるお!!!」

(,,゚Д゚)「ブーン!」

( ・∀・)「君か。ゲームをしたいのかい?」

モララーに構わず、ブーンはドクオを取り押さえ、銃を奪った。

( ・∀・)「何をするかと思ったら、そんなことか」

(#^ω^)「静かにしないと、撃つお」

( ・∀・)「逃げ腰の王様が、何を言っているのやら」



パーン



銃声が部屋に響いた。モララーは力無く倒れた。

386 名前:( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです[] 投稿日:2009/12/05(土) 00:14:21.19 ID:rsSKrSK70
( -∀-)「ドクオ、貴様に2億くれてやる。だからそいつらを殺せ。そして俺を治してくれ」

('∀`)「ああ」

ドクオはそれだけ返事をすると、ポケットから新しい銃を取り出した。ブーンは照準をドクオに合わせる。

('∀`)「おいおい、俺を撃つとショボンが本当に死んじまうかもよ?」



ブーンは、黙って引き金を引いた。



弾は、出なかった。よく見れば、銃弾は空だった。

('∀`)「君の行為はこいつを見捨てた、と解釈していいな?」

ドクオはそう言うと、新しい銃でショボンを撃った。今度こそ即死だろう。

ドクオはその銃も投げ捨て、新しい銃を取り出した。どうやら全ての銃は1発しか撃てないようだ。

('∀`)「モララー、貴様も用済みだ。」



パーン

397 名前:( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです[] 投稿日:2009/12/05(土) 00:46:05.97 ID:rsSKrSK70
(#・∀・)「ドクオ、貴様――」

腹部に風穴が2個空いたモララーの命の灯火は、容赦なく消えた。

('∀`)「さて、と」

彼はまたもや新しい銃を取り出し、ギコを撃った。

(,, Д )「死んで、死んでたまるか――うっ」

ギコの出血は酷かった。心臓を弾が貫いていた。ドクオは懐から新しい銃を出そうとした、が、

('A`)「無い、だと?」

ギコは、最後の力でドクオにしがみつき、彼の喉を最後の力で絞めた。



残されたのは、ブーン1人きりだった。


398 名前:( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです[] 投稿日:2009/12/05(土) 00:47:45.22 ID:rsSKrSK70
――4ヵ月後――

正午を回った頃、人気ニュースバラエティ番組、「活き活きSHAKIN」では、3時間の特番が組まれていた。

(`・ω・´)「本日が『山奥4人殺人事件』の初公判となります」

(`・ω・´)「容疑者内藤ホライゾン、通称ブーンは、山奥の小屋で4人を射殺した疑いで刑事裁判にかけられております」

(`・ω・´)「今回の争点は――」

どこのチャンネルに回しても同じだった。



その4時間後、容疑者に判決が言い渡された。


399 名前:( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです[] 投稿日:2009/12/05(土) 00:50:38.33 ID:rsSKrSK70



『死刑』



(`・ω・´)「容疑者は、裁判中一言も話していない、とのことです」

(`・ω・´)「しかし、判決が言い渡されたときに、容疑者は、」

( ´ω`)「賭けをする人間は、最低な人間なんだお――」

(`・ω・´)「と、うつむき加減で話していたそうです。以上、ニュースを終わります」



8ヵ月後、彼の死刑が執行された。事件から丁度1年の事だった。

彼は、死刑台に上ってから執行まで、笑い続けていたという。



『( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです』 終わり

401 名前:( ・∀・) モララーは賭けを楽しむようです[] 投稿日:2009/12/05(土) 00:55:36.55 ID:rsSKrSK70
>>363-365>>367-372>>374>>376-380>>382-384>>386>>397-399

さるさんに引っかかってしまったorz
初めての短編なので、落ちが弱いかもしれない。
ご意見、批判などがあれば是非お願いします。

それと、支援どうもです。

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