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「私のお兄ちゃん」

830 名前:「私のお兄ちゃん」[] 投稿日:2009/11/30(月) 18:54:46.37 ID:B/bOOMR/0
「私のお兄ちゃん」 四年二組 素直しぃ

 私にはお兄ちゃんがいます。お兄ちゃんは高校二年生で、私は小学四年生です。
 年が離れてるので、あまり話しません。でも、小さいころはよく遊んでもらいました。
 今は無口だけど、一緒に歩く時は後ろで歩いている私を横目でちょくちょく見てきたりと、心配をしてくれています。

 ある日、私はふと急に寂しくなり学校から帰る途中にある駅でお兄ちゃんを待ちました。
 部活はない、と昨日の夜に言っていたので、長く待ちませんでした。

(,,゚Д゚)「しぃ、どうしたんだ?」

 改札口で待っている私に気づいたお兄ちゃんは、驚いた顔で言いました。

(*゚ー゚)「あ、その……何となく」

 何となく素直になれなかった私は、うまく言い訳をしてみようと思って口を開いてみたものの、なかなかうまくいきませんでした。
 でも、お兄ちゃんはそれ以上言わず、俺についてこい、とそう言って家とは違う方向へ歩き出してしまいました。
 お兄ちゃんと一緒に帰るつもりだった私は驚いたものの、お兄ちゃんとなら大丈夫――そう思って後へついていきました。

(,,゚Д゚)「……学校はどうなんだ?」

 歩いているとき、お兄ちゃんは私を見下げながら言いました。
 お兄ちゃんはとても大きく、私は見上げる形になって学校であったこと、楽しいことなどを話してあげました。
 話すたびにそうか、と返事をしてくれます。

 その声を聞くたびにどうしてか私はほっとして、時間を忘れて話し続けていました。

 お兄ちゃんは本当に無口で、決して自分のことを話そうとしません。
 でも、私は知ってます。本当は優しい人です。
 どうしてかというと、お兄ちゃんの友達から、とても気が利いて、聞き上手で、とても優しいってことを教えてもらったからです。

831 名前:「私のお兄ちゃん」[] 投稿日:2009/11/30(月) 18:58:08.09 ID:B/bOOMR/0
(,,゚Д゚)「……そうかそうか、楽しかったのか。ん、着いたぞ」

 視線の先には煙が出ている小さな焼き鳥屋さんがありました。

(,,゚Д゚)「どうも」

从 ゚∀从「おう、今日は一人じゃねえのか?」

 セミショートの銀髪で、白色のTシャツと青いジーパンと男らしいお姉さんが腕を組みながら言いました。
 とても肌が白くてきれいで、とても若そうでした。

(*゚ー゚)「ど、どうも」

(,,゚Д゚)「妹だ。しぃ、どれを食べるか選んでみろ」

从 ゚∀从「へえ! こんなに可愛い妹がいたなんて初耳だぜ?
     俺はハインリッヒだ! ハインでいいぞ、俺様の焼き鳥は天下一品だからな! 食べていけ!」

 私はどぎまぎしてしまって、ガラスで張られた箱の中にある焼き鳥でどれを選んだらいいのか、いや、そもそも私にはお金がない。

(,,゚Д゚)「遠慮しなくていい。俺も食べるし安いしな」

 そう思ったとき、お兄ちゃんはそう言ってくれました。
 じゃあ、と私は皮とつくねを指差しました。

 お兄ちゃんは皮とねぎまを選んで、財布から百円玉を4つ取り出して払いました。

从 ゚∀从「毎度あり! ちょっと焼きあがるまで待っててな!」

 お姉さんは気さくそうに笑うと、箱から皮を3本、つくねを2本、ねぎまを2本取り出しました。

833 名前:「私のお兄ちゃん」[] 投稿日:2009/11/30(月) 19:01:21.14 ID:B/bOOMR/0
(;,,゚Д゚)「おい、4本从 ゚∀从「サービスだ、サービス! 大出血サービスだから黙って受け取れ! な!」

 口を開かせる時間も与えないでお姉さんは捲くし立てると、タレをつけて焼き始めてしまいました。
 すると、みるみるとおいしそうなにおいがしてきました。

从 ゚∀从「……そらよ! 熱いうちに食べなさんな!」

(,,゚Д゚)「……ありがとう」

从 ゚∀从「いいってことよ!」

 満面の笑顔で、私を見ながら言ってきました。
 気さくで明るいお姉さんで、とてもいい人だな、と思いました。

 私たちは焼き鳥屋さんの前にあるベンチに座って、焼き鳥を手に取りました。

(*゚ー゚)「ここに焼き鳥屋さんがあったなんて……」

(,,゚Д゚)「……秘密だぞ?」

从 ゚∀从「おいおい、秘密じゃ俺が儲からねーだろうが?」

(,,゚Д゚)「この時間を邪魔されたくないんだよ」

从 ゚∀从「……まあいいや。常連さんはいっぱいいるしな!」

 人差し指で鼻を擦りながら言いました。
 初めて会うけれど、優しくていい人だなと思いました。

 焼き鳥を食べてみると、それはとても美味しくて、私はたまらずあっという間に食べてしまいました。

835 名前:「私のお兄ちゃん」[] 投稿日:2009/11/30(月) 19:05:25.87 ID:B/bOOMR/0
(,,゚Д゚)「うまかったか?」

(*゚ー゚)「うん!」

 それはとても優しい笑顔で、私もつい笑顔になって、首を縦に振りました。

从 ゚∀从「へへっ、やっぱり嬉しいな。たまに食べに来いよなー」

(,,゚Д゚)「そうだな、たまに一緒に行こうか。それじゃあな」

(*゚ー゚)「うん! ハインお姉さん、ありがとう!」

从 ゚∀从「おう、またなー!」

 ベンチから立って、歩きながら私たちが手を振ると、お姉さんも手を振ってきました。

 その日は、私にとって特別な日です。
 とても楽しくて、とても優しいお兄ちゃんとお姉さんと一緒に焼き鳥が食べられて嬉しかったです。


(*゚ー゚)「これで私の発表を終わります」

ミ*,,゚Д゚彡「……あいつめ、俺の知らないところで」

川*゚ -゚)「本当に嬉しいな、二人ともいい子に育って」

 いっぱいの拍手の中に、お母さんとお父ちゃんが、嬉しそうな顔をして何かを話しているのが見えました。
 家に帰ったら、お兄ちゃんにもこの作文を見せてみよう。喜んでくれるかな?

            ~おわり~

836 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/30(月) 19:08:57.22 ID:B/bOOMR/0
>>830-831>>833>>835
これで投下は終わり
高校生と女の子が焼き鳥屋でおいしそうに食べてるのを見て、こんなのを思いついた
支援ありがとうございました!

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