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 ( ^ω^)別れのようですJ( 'ー`)し



889 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2011/03/09(水) 21:55:56 ID:K627S8oc0 [1/3]

   ( ^ω^)別れのようですJ( 'ー`)し

 人生には、モテ期が三回あるという。
 その一回は、間違いなくこの時だったと、今になってしみじみ思う。

( ^ω^)「あー、なんで気づけなかったんだお」

 簡素なパイプ椅子に腰かける、太った男、内藤は、軽く微笑むとそう漏らした。
 その男の手には古いアルバムがあり、視線を寄せる写真には、二人にキスされる自身の姿があった。

ξ゚⊿゚)ξ「ちょっとブーン、何やってるの?」

 男が感傷に浸っていると、金髪と巻き毛が特徴的な少女が現れる。
 先ほどの写真で内藤にキスをしていた少女だ。

( ^ω^)「ツンかお」

 内藤は、掛けていた椅子から立ち上がり、ツンにアルバムを見せ、軽く笑った。

( ^ω^)「いや、少し懐かしくなったんだお」

ξ゚ー゚)ξ「お母さん、こんな写真までとっていたのね」

 ツンはそう言って笑うと、アルバムを机へと置いた。

ξ゚ー゚)ξ「行くわよ、ブーン。
     ちゃんと見送らなきゃ」

 内藤は、そう言って涙ぐむツンの後ろに従い、先ほどの写真で内藤にキスをした、もう一人の下へ向かった。

890 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2011/03/09(水) 21:56:20 ID:K627S8oc0 [2/3]

 白い棺の中の女性は、やはり昔と変わらず柔和な笑みを浮かべていた。

J( 'ー`)し

( ^ω^)「ちょっと老けたかお?」

ξ゚ー゚)ξ「当たり前でしょ」

( ^ω^)「おっお、あれから10年かお」

ξ゚ー゚)ξ「……そうね」

 言って、ツンは一本の花を内藤に渡した。
 内藤は受け取り、棺にその花を捧げた。

 ツンも泣きそうになりながら、花を捧げる。

( ^ω^)「ありがとうだお、カーチャン」

 もう、この顔は見れないのか、そう思うと、自然と涙腺が緩くなってしまう。

( ^ω^)ooO(でも、泣かないお。笑って見送るお。だから、安心して欲しいお)

 白く化粧された顔を、目に焼き付ける。

891 名前:以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします[] 投稿日:2011/03/09(水) 21:56:47 ID:K627S8oc0 [3/3]
ξ゚ー゚)ξ「……ブーン」

( ^ω^)「お?」

ξ゚ー゚)ξ「……後が支えてるわ」

 言われて見て、後ろを見ると多くの人が並んでいた。

( ^ω^)ooO(カーチャン、こんなにいっぱいの人が来てくれたお)

( ^ω^)ooO(みんな、みんなカーチャンの子供たちなんだお)

( ^ω^)「大好きだお、カーチャン」

 内藤は最後にもう一度、そう呟いた。



   ( ^ω^)別れのようですJ( 'ー`)し終

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