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1レスお題系

26 名前:>>25 【帰る場所】[] 投稿日:2011/03/04(金) 01:19:03.88 ID:m8F2AmmLO
('、`*川 ありゃま、帰って来んなら連絡しなさいよねー。まぁま、こっちに来なさいよ

('A`) あー……ゴメン

玄関のドアが開く音を不審に思ったのか、居間から姉がひょっこりと顔を出す。少しの会話だけすると戻ったが。
久しぶりの実家だ。何時から帰っていなかったろう。
居間に入ってもその姿が見えない両親のことを聞くと、姉は旅行中とだけ返してテレビをぼーっと観ていた。

テレビのかしましい音と姉の下品な笑い声、そして煎餅を砕く音だけが空間を埋め尽くす。
今更どうしただとか、何があっただとか、そんなことは一切聞かず、飯は食うかとへらへらとした顔で聞かれた。

('A`) いんや、いらないかな

('、`*川 んだってさー、せっかくこのハイパー美女なお姉様が拵えてやるってのにぃ

('A`) いや、オレと似て地味な顔じゃん……

手をひらひらとさせながら答えられる、はいはい。姉の軽い感じが、今は随分と優しく感じられた。
しかしどうして何も聞かないのだろう。自分の荷物とギターを背負って、置き手紙だけ残して出て行った不孝な自分に。
逆に、責められた方が楽になれると言うのに。

('、`*川 責めないよ、私は意地悪だからねぇ
     アンタが音楽やりたけりゃやればいいし、行き詰まったらここに来ればいいさー

思考を読んだかのようにポツリと漏らし、ヒッヒッと笑う。
実家だからとかじゃなく、家族って帰る場所があるんだからと、似合わない言葉を吐かれた。

そんな優しさを見せた姉が何だか薄気味悪くて、笑ってしまった。
あぁ、涙が出てくるくらい笑ったのは、何時振りだろうか――――。
45 名前:>>25 「帰る場所」[sage] 投稿日:2011/03/04(金) 02:49:14.75 ID:9n2Xo8sDO [1/2]
また、この夢だ。

朽ち果てた家屋で飛び起きると、澱んだ空気と濁った闇が広がっている。
そして、ドクオは美少女の足蹴になっているのだ。

ξ#゚⊿゚)ξ「信じらんない! なんで気づいてくれないのっ!」

(;'A`)「あだっ、だから何にですか痛い痛い」

とりあえず土下座したらうっかり水色の三角地帯を拝謁してしまい、状況説明もしてもらえず。

ξ#゚⊿゚)ξ「あんたがあたしを見つけてくれさえすれば、全部解決するのよ」

д川 ('A`)「見つけるって」

('A`;)「ッ?!」     川д゚川

ξ#゚⊿゚)ξ「とにかく! あたしが帰る場所は別にあるんだから、ちゃんと戻しておきなさいよね!」

川゚∀(;'A`)「え? いやちょっと待っ――」

………………………
……………


結局。
PCデスクの後ろからホラーDVDのケースに入ったエロゲを発見するまで、ドクオは悪夢に悩まされたのであった。

47 名前:>>25 帰る場所[] 投稿日:2011/03/04(金) 04:23:16.11 ID:BMdPYgSg0 [1/3]
(。><)「か……帰って来れたんです……」

モララー係長に肩を叩かれてから三年
新婚ほやほやだった妻の元を離れ、理不尽な単身赴任
マイホームの前に立つのも三年ぶり
やっと帰って来れた
長かった

単身赴任中、マイホームに帰ることも許されず
風俗にも通わずアパートで帰りたいと泣くこと千夜
辞表を書いては、ローンを考え破り捨てる日々
残してきた音信不通の妻を想い、帰る日を今か今かと心待ちにして仕事に没頭
やっと
やっと本社からの帰還命令

千夜を共にして、時には涙と鼻水まみれになった枕に別れを告げ 焼却処分
小躍りしながら赴任先のアパートの片付け
僕の荷物は、僕が帰宅してからマイホームに届くよう設定した

小さな鞄に、しっかりとアイロンがかけられたスーツ ピカピカに磨いた安物の靴を履いて
僕は今、妻の待つマイホームの前に立っていた
妻に帰宅の連絡はしていない きっと驚くだろう

(*><)(驚いた顔も、きっとかわいいんです)

帰還と再会の喜びに胸躍らせ、僕の帰りを待っている妻を想い
玄関のチャイムを鳴らした

―――



83 名前:>>70 世界の終わり[] 投稿日:2011/03/04(金) 15:37:15.89 ID:BMdPYgSg0 [3/3]
( ゚д゚)「ここにいたか ジョルジュ」

閉鎖された学校の屋上で、夕焼けをバックにして、学ランを着たまま煙草をふかしている友人の後姿を見つけた

( ゚д゚)「こら」

おもむろにポケットから鋏を取り出し、煙草のフィルターから先をしゃきんと切り落とす

( ゚∀゚)「あ――――ミルナひでぇ!!明日には終わるんだ!俺達ぁ成人する前に死ぬんだから、煙草ぐらい許せよ!」

( ゚д゚)「逆に考えろ 大人にならなくて済むんだぞ」

( ゚∀゚)「お前はピーターパン症候群かww」

( ゚д゚)「そういうお前はシンデレラコンプレックスだろう。今そうやって意味のない喫煙に『何かの変化』を求めているww」

( ゚д゚)「……なぁジョルジュ、俺達は明日死ぬんだ。罪も因果も何もない。理不尽な『世界の終わり』のせいで、俺達は死ぬんだ」

( ゚∀゚)「そーだなー」

( ゚д゚)「大人になれずに死んでいく。知れる世界を知れずに死んでいく。そして死ぬ未来だけを知っている。 ……ジョルジュ…」

( ゚∀゚)「待て。俺、お前の言いたいこと解るぜ『時には知らないことも、幸せかもしれない』」

( ゚д゚)「…………」

( ゚∀゚)「…………知りたく、なかったな」

( づд)「……………………」


49 名前:【風と青空】[] 投稿日:2011/03/05(土) 20:57:13.22 ID:a/RwCCi40 [3/4]
上を見れば、砂埃でけぶった青空。
足元に目をやると、どこまでも続く赤い砂漠。
その強烈なコントラストのせいで、目がチカチカする。

(;^ω^)「ふう」

外国で一人旅がしてみたいとアフリカへやってきたのだが、
一般の観光コースを厭って、適当にぶらぶらしていたら完全に迷った。
……なぜ僕はよりにもよってアフリカに来てしまったのだろう。
そんな事を思いながら、土産物屋で買った帽子をかぶり直した時だった。

( ^ω^)「おん?」

かなたの地平線に浮かぶ、砂埃の塊が見えた。
その大きさは、比較するものが辺りにないため判然としなかったが、
かなり広大な範囲にその黒い影を落としている。
しかも、気のせいか徐々にその姿は大きくなって……。

( ^ω^)(あれ…?もしかしてあれ、こっちに向かって来てね?)

僕の脳裏に、『ハムナプトラ』のワンシーンがよぎる。
顔を持った砂嵐が、主人公にすさまじい勢いで迫りくる、あの――。

(;゚ω゚)「え…?」

乾ききった頬に、どこからか飛んできた砂が振りかかる。
どこからか、いや、僕はその砂がどこから来たのかを知っている。
そしてこれから、顔に当たる量が徐々に増えていくだろうということも。

僕は、その場に立ちすくんだ。


145 名前:【落下】[] 投稿日:2011/03/06(日) 01:12:18.10 ID:Ol/iZ8U/0 [1/2]
ビルの屋上から眺めた春空は、やっぱりまだまだ高くて大きかった。

精々数十メートルなんて、僅かの誤差だろう。
だから、霞がかった青天井がどんどん遠のいていくのは、たぶん、ただの錯覚だ。

( ゚ω゚)

ガラスの向こうの男の人と、目が合った。
ボンヤリと頬杖をついて外を眺めていた彼は、ギョッとした顔をして、しかしピクリとも動かずに、落ちていく私を見送った。
おい、仕事サボんな――と、これはよりによって、全部放り出した私が言えたことでは無かったか。

狂ったように風にはためくフードを右手で押さえた。
屋上の縁を蹴ってから、随分と長いこと、冷え切った風の中に居る気がする。
私はいつまで落ちるのだろう。そのうち地面にぶつかるのだろうか。それはたいへん痛そうだ。


ふと、大きな音がして、目の前が真っ暗になった。

川 ゚ -゚) 「――おや」

私はまだ落ちている。今度は、暗い穴の中。
滅茶苦茶な風におおいに煽られて、ぐるり、ぐるりと、体が暗闇に円を描く。
穴の縁から、誰か覗き込んでいる影がちらりと見えた。
見覚えのある顔だった気もするが、何分一瞬だったものだから何とも言えない。
知り合いでないことを祈るばかりだ。なんといっても、この場面はいささかばつが悪すぎる。

さて果たして、今度はどこまで落ちていくのだろう。私は、どこに落ちるのだろう。


147 名前:>>134 【落下】[] 投稿日:2011/03/06(日) 01:20:42.23 ID:QbdNAoEm0 [3/5]
二人は屋上 放課後の薄闇の中

(‘A`)「止めたいの?」

(-_-)「わかんない」
    止めてほしいの?」

(‘A`)「わかんない」
    飛び降りたくないの?」

(-_-)「わかんない」
    飛び降りたいの?」

(‘A`)「わかんない」
    一緒に飛び降りる?」

(-_-)「それはいや」

(A`)「……そう」

ドクオは消えた 二年前に飛び降りた

(-_-)「今度は僕の番」

僕らはぼっちらしく 別々に柵を蹴った

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